コラム

SEOのキーワード選定のコツ:5ステップとおすすめツール等を紹介

SEO:2023年11月1日

SEO対策において、キーワード選定は重要です。

そのため、検索順位やアクセス数に悩んでいるのであれば、今一度キーワード選定を行うべきでしょう。どれだけ良質なコンテンツでも、キーワード選定を間違えてしまえば、検索順位やアクセス数は上げることができません。

そこで本記事では、SEOのキーワード選定の5ステップやおすすめツールについて解説していきます。

キーワード選定前に知っておくこと

実際にキーワードを選定する前に、閲覧するであろうユーザーの心境や意図を予想する必要があります。

キーワード選定前に知っておくことは以下のとおりです。

【選定前①】4分類される検索キーワード

皆さんが「検索」をするときは、何かを解決したいときだと思います。

ネット環境が普及されている現代では、知りたい情報を検索エンジンに入力するといくつもの答えが表示されます。現代では「わからないことがある→検索する」といった思考になっている方が多く、わからないことがあればすぐに検索してしまう傾向にあるといえるでしょう。

上記のようなユーザーの検索ニーズを大別すると、以下の4分類となります。

  • 知りたい
  • 行きたい
  • 解決したい
  • 買いたい

この4分類を参考にしたキーワード選定を行うと、ユーザーの具体的な検索ニーズが明確になります。

【選定前②】複合キーワードのほうが悩みが深い

例えば、ただ単に集客のことを知りたいときは、「集客」など単語を検索欄に入力するかと思います。しかし、本当に知りたい情報を検索する際は「集客」に加え「おすすめツール」などの複合キーワードを利用するユーザーがほとんどでしょう。

複合キーワードを用いて、悩みを解決できる情報を求めており、2つ以上の単語を入力することがあります。このように2つ以上組み合わせたものをロングテールキーワードといいます。

【選定前③】1ページに1キーワードを心がける

「SEO対策=特定キーワードを使いまくる」と考えている方も多いでしょう。しかし、求められているのは、悩みを解決できる信頼性の高い情報です。

確かに特定キーワードの数とSEO対策には関連性がありますが、たくさん入れれば、検索エンジンから評価されるというわけではないといわれています。わかりやすいコンテンツにするためには、テーマ性や対象ユーザーを明確にし、「1ページ1キーワード」を心がけることが重要です。

過剰にキーワードをいれるのではなく、あくまでもユーザーの検索意図に応えることを優先してコンテンツを作りましょう。そうすることによって、適切にキーワードを使用することができ、検索エンジンから評価されるでしょう。

初心者でも出来るキーワード選定の5ステップ

選定を行う際は、ユーザーの悩みを理解しておくことが重要です。また、悩みに対するキーワードを一覧化することで、効率的に選定を行うことができます。さらに、選定を行う際の型をあらかじめ決めておけば、よりスムーズに選定を進めていくことができます。

初心者でも出来るキーワード選定の5ステップは以下のとおりです。

【ステップ①】狙いたい単体キーワードを決定する

自社の事業が属している検索市場で「検索数が多い」「ユーザーの満足度の高いコンテンツ」などを参考にして決定していきます。

例えば、Webマーケティング会社の場合、ユーザーは「Webマーケティング」や「Webマーケティング会社」と入力して、その会社のWebサイトへたどり着くでしょう。

そのため、Webマーケティングという単語が、SEO対策において上位表示を目指すべきメインキーワードになります。

【ステップ②】コンテンツ化するキーワード候補を出す

次にコンテンツ化するキーワード候補を出していきましょう。

キーワード候補を出す際はSEOツールの利用をおすすめします。一つひとつキーワードを選んでいては、相当な時間がかかってしまうためです。ツールを利用すれば、短時間でメインキーワードを基にしたキーワード候補の一覧を閲覧することができます。

ツールを用いたキーワード選定の方法として「関連キーワード(サジェストキーワード)出し」と「競合サイトの流入ワード抽出」に分けられます。

【ステップ③】ヒヤリングでさらにキーワード候補を出す

ステップ③では、ステップに②で出したキーワードから専門家やユーザーにヒヤリングを行い、さらに候補を出していきます。

ステップ②で出したキーワードは、あくまでも機械的であり、競合企業も同じキーワードを出しているかもしれません。そうなった場合、同じキーワードで戦うこととなり、競合性が高くなってしまいます。

しかし、専門家やユーザーからのヒヤリングで得た情報を基にした場合、よりユーザーのニーズに近いキーワードを出せるうえに、競合性の低い独自のキーワードを生み出すことができます

【ステップ④】キーワード候補をカテゴライズする

キーワード選定を行ううえで、キーワードの量に上限がある場合、これまで出したキーワードをカテゴライズし、整理していく必要があります。

たとえばSEO対策会社の場合「リサーチ」「コンテンツ作成」のような作業範囲であったり、ユーザーの検索意図で「知りたい」「解決したい」などのようなカテゴライズがあります。

このようにキーワード候補をカテゴライズすることによって、カテゴリごとに優先順位を決めることができたり、キーワードの抜け漏れ防止になったりするメリットがあります。

【ステップ⑤】キーワード候補に優先度をつける

最後は、再度SEOツールを用いてキーワード候補の検索数や競合性を調査し、優先度をつけていきましょう。

優先度をつける際は、ユーザーに求められているキーワードであるかという「ユーザーニーズ」・自社と競合他社を差別化する「自社の強み」・検索されやすいキーワードであるかという「ワーディング」、この3つが重なり合うキーワードを狙うようにしましょう。

とはいえ、検索されなければ意味がないため「ワーディング」を意識しながら、コンバージョンにつながるキーワードを選定していくことが重要となります。

キーワード選定におすすめのツール

キーワード選定におすすめのツールは以下のとおりです。

【ツール①】軸キーワード探し

軸キーワード探しでは、過去にトレンドとなったキーワードや現在トレンドとなっているキーワードを確認することができるツールを利用していきます。

軸キーワード探しにおすすめのツールは以下のとおりです。

Googleトレンド

Googleトレンドは、Googleが公式に提供しているツールで、Googleのアカウントを持っていれば無料で利用することができます。

Googleトレンドでは、特定キーワードの検索回数や、過去のトレンドキーワードを確認することができます。また、情報の更新が頻繁に行われているため、最新の情報を閲覧することが可能となります。

地域や年齢別など、カテゴリごとにトレンドキーワードを検索することができるため、軸となるキーワード探しに役立つツールであるといえます。

【ツール②】キーワードの候補出し

キーワードの候補出しでは、主にメインキーワードの関連キーワードを調べることができるツールを利用していきます。

キーワードの候補出しにおすすめのツールは以下のとおりです。

goodkeyword

goodkeywordは、Googleのサジェストキーワードを抽出してくれるツールです。

上記で解説した【初心者でもできるキーワード選定の5ステップ】のステップ①で出した、メインキーワードを入力することで、関連キーワードの一覧を閲覧することができます。

膨大な数のキーワードが一覧で表示されることになるため、自社の事業に合ったキーワードをピックアップしていきましょう。

キーワードプランナー

キーワードプランナーは、Googleが無料で提供しているツールです。

キーワードプランナーでは、メインキーワードを入力することで、そのキーワードに対して関連性の高いキーワード候補を表示してくれます

メインキーワードに対して、より関連性の高いキーワードを提案してくれるため、キーワードの候補出しに最適なツールであるといえます。

キーワードの候補出しで役立つ無料のツールは以下で紹介していますので参考にしてください。

キーワード選定におすすめの無料ツール6選

【ツール③】流入キーワードの抽出

流入キーワードの抽出では、自社サイトと競合サイトに流入してきているキーワードについて分析するためのツールを利用します。

グーグルサーチコンソール

グーグルサーチコンソールは、Googleが無料で提供しているツールです。

グーグルサーチコンソールでは、Webサイトの検索トラフィック検索順位を測定できるほか、問題を改善することでGoogle検索エンジンでの検索順位を向上させることができます。

また、自社サイトの流入キーワードも確認することができるため、流入キーワードの抽出に役立つツールであるといえます。

Ahrefs

Ahrefsは、競合サイトを分析することができる有料ツールです。

Ahrefsでは、競合サイトの流入キーワードを分析できるだけでなく、アクセス数や被リンク数も確認することができるため、SEO対策を行ううえで欠かせないツールといえるでしょう。

検索順位の高い競合サイトの流入キーワードを分析することで、自社の流入キーワードの抽出にも役立ちます。

【ツール④】検索ボリュームの確認

検索ボリュームの確認では、自社サイトや競合サイトが実際にどのくらい調べられているのかを確認することができるツールを利用していきます。

検索ボリュームの確認におすすめのツールは以下のとおりです。

Ahrefs

Ahrefsでは、自社サイトだけでなく競合サイトの検索ボリューム対策への難易度を確認することができます。

そのため、自社サイトと競合サイトの検索ボリュームを比較して改善事項を明確にするなど、SEO対策には欠かせないツールとなっています。

キーワードプランナー

キーワードプランナーは、上記でも述べたようにGoogleが無料で提供しているツールです。

キーワードプランナーは、検索ボリュームを確認するツールの中で最も信頼性の高いツールですが、Google広告を出稿している利用者でなければ、正確な検索ボリュームは表示されません。

Google広告は数百円から出稿することができるため、キーワードプランナーで検索ボリュームを確認する際は、Google広告を出稿してから利用することをおすすめします。

まとめ

今回は、SEOのキーワード選定の5ステップやおすすめツールについて解説しました。

キーワード選定はSEO対策を行ううえで、最も重要なものとなっており、間違えたキーワードを選定してしまうと成果につながりません。

しかし、上記で解説したツールを用いてキーワードについての分析・調査を行うことで、検索順位やアクセス数の向上などの成果につなげることができます。

このことから、SEO対策で成果を出すためには、キーワード選定力の向上が欠かせないといえるでしょう。

 

 

 

この記事を監修した人

株式会社Hew One’s Way(ヒューワンズウェイ)のマーケティング部

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