コラム

SEOとは何か?初心者でも理解出来るようわかりやすく解説

SEO:2022年1月26日

seoとは わかりやすく

会社でマーケティングを担当している方は、SEOという言葉を聞いたことがあるのではないでしょか。この言葉は、初心者の方には理解するのが難しい言葉かもしれません。
ですが、検索エンジン最大手のGoogleが目指すものを知ることで、SEOをより理解することが出来ます

本記事では、SEOを初心者の方にも理解出来るように、Googleが目指すものにも触れながら、わかりやすくご説明させていただきます。

 

SEOとは

SEOは「Search Engine Optimization」の略称です。日本語に訳すと、SEOとは、「検索エンジンの最適化」のことを指します。
「Google」や「Yahoo!」、「Bing.」等の検索エンジンでは、独自の基準を設け、検索結果の順番が決定されています。検索上位に表示させるためには、その基準を理解した上で自社のWebサイトを運用する必要があります。

それが、「検索エンジンの最適化」です。

スマートフォンの普及により、誰もがインターネットを日常的に利用しています。そんな現代において、Webサイトを検索エンジンに最適化されるSEOは、とても重要になっているのです。

 

SEOのメリット

SEOを行うと、以下のようなメリットが挙げられます。

【メリット①】売り上げ増加

SEOを行うと、売り上げ増加が期待されます。
商品・サービスの購入意欲が高い人は、購入前に検索エンジンを利用して下調べする傾向にあると考えられています。
多くの方は、検索結果の上位からアクセスするため、SEOを行って上位表示させることが集客に繋がり、売り上げ増加に繋がる可能性があるのです。

【メリット②】費用対効果が高い

費用対効果が高いのもSEOを行うメリットに挙げられます。

自然検索で上位表示させるためには、SEOの他にリスティング広告(検索結果に表示される広告)が挙げられます。
リスティング広告は、クリック数に応じて費用を支払わなければなりません。対して、SEOは検索上位に表示させるために、費用を支払う必要はありません。そのため、費用対効果が高いのです。

【メリット③】企業のイメージアップに繋がる

SEOを行うと、企業のイメージアップに繋がる可能性があります。
それは、ユーザーが検索上位に表示されるWebサイトは信頼出来る、と考える傾向にあるためにです。

 

SEOのデメリット

対して、SEOには以下のようなデメリットが挙げられます。

【デメリット①】即効性に欠ける

SEOは、即効性に欠けるというデメリットがあります。
SEOを行っても、検索上位に表示させるまでにタイムラグがあります。とりわけ、立ち上げたばかりのWebサイトはその傾向が強いです。

【デメリット②】外的要因に左右されやすい

検索順位は、競合サイトのSEOへの取り組みや、検索アルゴリズム(AIを利用した検索順位の決定)のアップデート等で、大きく変動するケースが少なくありません。
SEOは、そのような外的要因の左右されやすいのがデメリットです。

 

検索エンジンの仕組み

さて、検索エンジンがどのようにWebサイトを認識しているのか、ご存じでしょうか?ここでは検索エンジンの仕組みについてご説明させていただきます。

日々、検索エンジンはインターネット上に存在する無数のWebサイトの情報を収集しています。
そのために、クローラと呼ばれるロボットがWebサイトを巡回し、情報をインデックス(登録)しています。クローラの巡回でインデックスされることで、Webサイトが検索エンジンに認識されます。

検索エンジンは、インデックスされた情報を基に評価を行い、検索順位を決定します。その際、ユーザーを最も満たすコンテンツを保有しているWebサイトを検索上位に表示します。

 

Google が目指すもの

ではなぜ、ユーザーを最も満たすコンテンツを保有しているWebサイトを検索結果の上位に表示するのでしょうか。

Googleは、世界中の情報を整理した上で有益なものにする、ということを目指しています。そのためには、ユーザーが検索窓で質問したことに対して満足出来る答えを提供しなければならない、と考えています。

ですので、Googleにとって検索結果の品質向上は、最重要課題なのです。「ユーザーがよいと感じるもの」と「検索結果」をイコールに近づけるために、検索アルゴリズムの改良を行っています。

つまり、Webサイトを検索上位に表示させるためには、ユーザーを満足させるというGoogleが目指すものと同じベクトルを向くことが最も大切と言えるでしょう。これが、SEOの本質なのです。

 

 Google の評価基準

「目指すもの」に向けて、Googleは一定の評価基準を設けています。ここでは、どんなWebサイトを評価するのか、一般的に共有されている評価基準について紹介いたします。

【評価基準①】検索キーワードとの関連性があるかどうか

Googleは、Webサイトと検索キーワードの関連性を評価基準に定めていると考えられます。
Googleはユーザーが検索したキーワードと関連性が高いWebサイトを評価し、上位表示させようとします。それは、ユーザーの満足度を高める狙いがあると考えられます。

例えば、ユーザーが「クレジットカード おすすめ」と検索するとします。その場合、ユーザーはクレジットカードの入会を検討していて、判断材料を得るために、おすすめのクレジットカードをインターネットで調べるでしょう。ですので、Googleはそのようなク人にとって、有益となる情報を掲載しているWebサイトを上位表示させると考えられます。

【評価基準②】他の人(サイト)から評価されているかどうか

次いで、Googleは他の人(サイト)から評価されているかどうかを見ています。Googleは、それを被リンクで判断していると考えられます。
被リンクとは、他のWebサイトから自身のサイトへ向けられたリンクのことを指します。

【評価基準③】ガイドラインに沿っているかどうか

GoogleはWebサイトの作成・運営者に向けて、「一般的なガイドライン」「品質に関するガイドライン」の2つのガイドラインを公表しています。
Googleは、Webサイトがそれらのガイドラインに沿っているかどうかを評価基準に定めていると考えられます。

一般的なガイドライン

一般的なガイドライン」では、以下3つについて明記されています。

・Googleがページを検出出来る手助けを行う
・Googleがページを理解出来る手助けを行う
・訪問者がページを利用しやすいように手助けを行う

以上の手助けが行えない仕様になっているWebサイトは、評価が低いと考えられます。

品質に関するガイドライン

品質に関するガイドライン」は、「基本指針」と「具体的なガイドライン」の2つから構成されています。
「基本指針」では、以下について明記されています。

・ユーザーを第一に考える
・ユーザーを騙してはならない
・Webサイトの独自性や魅力を高める

「具体的なガイドライン」では、コンテンツは自動生成するべきではない、といった内容をはじめ13項目のやるべきではない行為について明記されています。その13項目に該当しているWebサイトは、検索結果に表示されない場合があります。

 

SEO施策の種類

WebサイトのSEO施策は、どのような種類があるのでしょうか。SEO施策の種類は、大きく分けて以下が挙げられます。

施策内容担当者
内部施策・キーワードの確認

・キーワードの最適化

Webディレクター
・HTMLタグの最適化

・構造化マークアップの確認

・ユーザー体験の改善

マークアップエンジニア
システムエンジニア
外部施策・WebページのPRによるリンク構築

・自然発生的なソーシャルリンク構築の計画

Webマーケ

広報担当

コンテンツ制作・検索ニーズに合わせたコンテンツ企画

・商品・ブランドと接点するコンテンツ企画

・古くなったページのメンテナンス

・サイトの信頼性向上

・Webディレクター

・Webマーケ

 

初心者でも出来るSEO対策

以上でSEO施策の種類を挙げさせていただきましたが、初心者の方には、何でどのようなことをするのか理解するのが難しいかもしれません。
そこで嚙み砕いて、初心者の方でも出来るSEO対策を紹介させていただきます。

【対策①】ユーザーのニーズを把握する

まず、ユーザーのニーズを把握しましょう。そのために、自社のWebサイトが、どのような検索キーワードでアクセスされているのかを調査します。
「予想している検索キーワード」と「実際に検索されているキーワード」には、相違があるケースが多いです。「実際に検索されているキーワード」を調査し、ユーザーのニーズを正確に把握する作業が、SEO対策の第一歩と言えるでしょう。

「実際に検索されているキーワード」の調査は、「Google Analytics(グーグルアナリティクス)」という、無料で利用出来るツールで調査可能です。

【対策②】コンテンツを充実させる

Webサイトを上位表示させるためには、コラム等のコンテンツの充実が欠かせません。とはいえ、コンテンツの量を増やすことが上位表示に繋がるとは限りません。
上位表示させるためには、ユーザーのニーズを満たすコンテンツを作成することがポイントなのです。

【対策③】タグを使用する

タイトルや見出しに「<title>」や「<h1>」等のタグを使用しましょう。タグは、検索エンジンがサイトの内容を正確に評価する際に重要な要素になるためです。

【対策④】内部リンクを貼る

「内部リンクを貼る」とは、Webサイト内で、あるコンテンツから別のコンテンツにリンクを結ぶことをいいます。これは、内部リンクがSEOの評価対象になっているためです。

【対策⑤】被リンクを増やす

被リンクとは、他のWebサイトから自身のサイトへ向けられたリンクのことを指します。
被リンクは、検索エンジンから「他の人(サイト)から評価されているサイト」と認識されます。そのため、被リンクを増やすことは、検索順位の上昇に繋がる可能性があるのです。

 

終わりに

SEOについては上位表示させるための手法が溢れすぎていて、本質が見落とされる傾向にあります。そのため、本質を無視したSEO対策を行っている方が少なくありません。
しかし、「Googleが目指すもの」=「本質」を理解することで、ズレのないSEO対策を行うことが出来ます。

本記事では、その本質に触れながらSEOについてお伝えしました。自社のWebサイトが改善される1つのきっかけになっていただけたら幸いです。

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この記事を監修した人

株式会社Hew One’s Way(ヒューワンズウェイ)のマーケティング部

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