Yahoo!JAPANのユーザー属性やその特徴を徹底解説
Yahoo!やGoogleで広告を出稿するときは、それぞれの媒体の特徴やユーザー層を把握しておくことが大切です。
どの年代の男性・女性が多く、どのような趣味嗜好を持っていて、どのようなことに関心があるのかを知っておくと、広告運用でも成果が出やすくなります。
本記事では、Yahoo! JAPANの媒体やユーザーの特徴について、さまざまな視点から解説しています。
また広告運用の際に、Yahoo! 広告がおすすめのケースも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Yahoo!JAPANの特徴
出典:ヤフー株式会社「Yahoo! JAPAN 媒体資料(2023年3月)」 P8
Yahoo! JAPANは、30代以上の女性から特に強い支持を得ており、その中の70%の人がYahoo! JAPANを欠かせないサービスと捉えています。
30代以上の女性がターゲットになる子育てや産後ケア、教育などの悩みを解決する商品を宣伝するならYahoo!広告が最適であるとわかります。
Yahoo! JAPANの利用状況については、2023年3月発表の月間ページビュー数約830億のうち、スマートフォンが670億でパソコンが160億です。
スマートフォンからの利用が圧倒的だとわかるので、Yahoo!広告を出稿するならスマートフォン向けの広告のほうが成果の出る可能性が高いと言えます。
Yahoo!広告の配信においては、スマートフォンユーザーをメインターゲットに設定し、ページもスマートフォンに最適化するのがおすすめです。
具体的には、ページやフォントのサイズ、申し込みフォームなどをスマートフォンでの閲覧時に最適化させましょう。
【エリア別】Yahoo!JAPANのユーザー数
出典:ヤフー株式会社「Yahoo! JAPAN 媒体資料(2023年3月)」 P15
2023年3月に発表されたYahoo! JAPANの媒体資料では、エリア別にスマートフォン・パソコンのユーザー数を示しています。
スマートフォンのユーザー数は関東が3,100万人でもっとも多く、次いで近畿地域が1,500万人です。
パソコンユーザー数では関東の640万人がもっとも多く、次が近畿の330万人です。
エリア別のユーザー数のデータでも、スマートフォンを利用するユーザーが圧倒的に多いです。
これらのデータの分析結果から、実店舗向けの広告を運用するなら関東や関西が有利であると言えるでしょう。
広告の最大効果で見ても、関東か近畿に向けた広告がもっとも多くのアクティブユーザーにアプローチできると考えられます。
【年齢・性別】Yahoo!JAPANは高年層のユーザーが多い
出典:「ネット検索で Google を使う人、Yahoo! を使う人の特徴を分析してみた(マナミナ)」
年齢別で見ると、Yahoo! JAPANはGoogleとくらべて高年層のユーザーが多いとわかります。
逆にGoogleはYahoo! JAPANとは違い、若年層が多い傾向にあります。
具体的には、Yahoo! JAPANは60代以上の男性の割合が21.1%ともっとも高く、Googleは20代の男性の割合が14.2%ともっとも高いです。
この傾向は、女性でも同じです。
Yahoo! JAPANの女性ユーザーでは60代以上の女性の割合が12.3%ともっとも高く、Googleは20代の女性の割合が9.4%ともっとも高くなっています。
年齢別では若年層がGoogle、高年層はYahoo! JAPANとはっきり分かれており、性別では男性、女性ともにGoogleのほうが多く利用されていることがわかります。
出典:ヤフー株式会社「Yahoo! JAPAN 媒体資料(2023年3月)」 P17
Yahoo! JAPANの資料を見ると、性別では男性の利用者の割合が高く、年代別では50〜64歳の利用率が高いです。
年代・性別では男性は50〜64歳の26%がもっとも高く、女性も50〜64歳の25%がもっとも高くなっています。このデータから見ても、Yahoo! JAPANは高年層のユーザーが多いことが分かります。
【職業・年収】Yahoo!JAPANは年収500万未満のユーザーが多い
出典:ヤフー株式会社「Yahoo! JAPAN 媒体資料(2023年3月)」 P18
Yahoo! JAPANのユーザーの多くが仕事に就いていますが、専業主婦も12〜15%ほどいます。
年収では、500万円未満のユーザーがスマートフォンでは57%、パソコンでは48%です。
800万円以上のユーザーについては、スマートフォンで17%、パソコンでは21%になっています。
ユーザー数に注目して広告効果を考えると、年収500万円未満の就業者向け商品の広告効果が高いと考えられます。
ただ高所得なユーザーも2割近くいるため、ハイクラス向けの広告を出稿しても一定の成果は期待できるでしょう。
高所得ユーザーの割合はパソコンのほうが4%ほど高いので、ハイクラス向けの広告はパソコンユーザー向けに最適化すると成果が得やすいと考えられます。
出典:「ネット検索で Google を使う人、Yahoo! を使う人の特徴を分析してみた(マナミナ)」
こちらの資料でも、Yahoo! JAPANはやはり就業者の割合が大きく、中でも多くを占めるのが会社に勤める一般社員です。
次に割合が高い「無職・定年退職・家事手伝い」と比べても圧倒的に高いので、一般社員に向けた商品の広告は、成果が期待できそうです。
【男性】Yahoo!JAPANユーザーの特徴・ペルソナ像
Yahoo! JAPANの男性ユーザーの特徴は以下のとおりです。
【10代男性】
- 趣味:ゲーム、アニメ、音楽鑑賞
- 興味関心:スポーツ、音楽、旅行
- 特徴:流行やトレンドに関心が高く、人とのつながりも大切にし、面白いことは積極的にシェアする
【20代男性】
- 趣味:ゲーム、アニメ、音楽鑑賞
- 興味関心:スポーツ、音楽、料理
- 特徴:話題のスポットへの関心が高く、友人といるのが大好き。自宅での生活も楽しめるよう工夫する
【30代男性】
- 趣味:ゲーム、アニメ、国内旅行
- 興味関心:スポーツ、投資、料理
- 特徴:マイペースで物事を進めることを好み、自分の時間を大切にしている。ウォーキングなどの健康意識も高い
Yahoo! JAPANの男性ユーザーに共通するのは、ゲームやアニメ、音楽鑑賞を趣味にしているところです。
また、スポーツへの興味・関心が高いのも大きな特徴です。
【女性】Yahoo!JAPANユーザーの特徴・ペルソナ像
Yahoo! JAPANの女性ユーザーの特徴は以下のとおりです。
【20代女性】
- 趣味:ショッピング、アニメ、音楽鑑賞
- 興味関心:料理、ファッション、美容
- 特徴:新しい出会いを楽しみ、気に入った商品は積極的にシェア。自分が使う家電製品、インテリアにはこだわる
【30代女性】
- 趣味:ショッピング、国内旅行、音楽鑑賞
- 興味関心:料理、ファッション、子育て
- 特徴:友人といつも一緒にいることを好み、ランチの時間も積極的に情報収集。気になるレシピを見つけたら作ってみたくなる
【40代女性】
- 趣味:ショッピング、読書、散歩
- 興味関心:料理、旅行、健康
- 特徴:他人に気を遣うことを避けたがり、家で過ごすことを好む。ニュースへの関心が高く、意見交換も積極的
Yahoo! JAPANの女性ユーザーに共通するのは、興味関心ごとのリサーチに検索エンジンを積極的に活用するところです。
また、現実的な女性らしく、ニュースに触れる人が多いのも大きな特徴です。
広告運用をする際にYahoo!広告がおすすめのケース
Yahoo! 広告の運用をおすすめする主なケースは以下のとおりです。
- パソコンユーザーがターゲットであるケース
- 商品のターゲットが50代半ば以上のケース
- 自社のブランドイメージを保護したいケース
Yahoo!広告は、画像や動画とテキストを組み合わせられるディスプレイ広告を利用できるので、パソコンユーザー向けの広告に向いています。
またYahoo! Japanは50代半ば以上のユーザーが多いので、その年代をメインターゲットとする商品の広告と相性が良いです。
Yahoo! 広告は信用性の高い法人サイトにのみ表示されるため、自社広告が怪しげな個人サイトに表示される心配もありません。
よりくわしい内容を知りたい人は、下記の記事を読んでみてください。
Yahoo!広告の運用代行ならHOW
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まとめ
Yahoo! JAPANは、男女ともに50〜64歳の利用率がもっとも高く、年収別では500万円未満のユーザーの割合がもっとも高いです。
ただ、年収800万円以上の高所得者ユーザーも2割近くいます。
また、30代以上の女性から強い支持を得ているのも大きな特徴です。
これらのことから、Yahoo!広告は高年齢層の男性向け商品と30代以上の女性向け商品のPRに向いていると言えます。
広告出稿の際は、本記事で紹介したYahoo! JAPANの男性ユーザーの特徴や女性ユーザーの特徴も参考にしてみてください。