リスティング広告の種類を初心者にも分かりやすく解説!
リスティング広告と一口に言っても、複数の広告を指す場合とひとつの広告を指す場合に分かれます。
選ぶ基準も、狙う広告効果や広告運用の目的、自社が扱う商材によって異なります。
本記事では、まずリスティング広告の種類と主な広告媒体について紹介し、これを踏まえ、それぞれの広告と相性の良い商材を解説するので、ぜひ参考にしてください。
リスティング広告の種類
リスティング広告には以下の2種類があります。
- 検索連動型広告
- ディスプレイ広告
代表的な提供企業は、「Google広告」と「Yahoo!広告」です。
検索連動型広告
先ほどの画像のとおり、狭義の意味では、検索連動型広告のことをリスティング広告と呼びます。
検索連動型広告はその名のとおり、ユーザーが検索エンジンで検索する語句に連動して検索結果に表示するものです。
上記画像の赤枠のように、「スポンサー」という表示で一般コンテンツと区別して表示します。
ユーザーが自分のニーズにもとづいて検索するキーワードに合わせられるので、ニーズをはっきり自覚しているユーザー層に効率よくアプローチできます。
具体化した悩みや欲求を満たす商品・サービスを探すユーザーに対して効率よく訴求できるので、コンバージョンの獲得に向いている媒体です。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、コンテンツ連動型広告とも呼びます。
上記画像の赤枠のように、ユーザーが訪問しているWebサイトの広告枠を使って画像とテキストを組み合わせて表示するのが一般的です。
まだ自分のニーズを自覚していないユーザーに対し、「こういう商品やサービスがありますよ」と訴求し、ニーズの喚起と認知の獲得を狙います。
検索連動型広告のようにユーザーの購入意欲が高まった状態で見られることが少ないため、コンバージョンの獲得には向いていません。
「Google広告」「Yahoo!広告」「Microsoft広告」の特徴
画像出典:Desktop Search Engine Market Share Japan
この項目では、Google広告・Yahoo!広告・Microsoft広告それぞれの特徴について紹介します。
- Google広告
- Yahoo!広告
- Microsoft広告
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Google広告
Google広告を出稿できるGoogleの検索エンジンは、日本や世界で圧倒的なシェアを占めています。
上記画像のように、日本でのシェアも7割以上を占めているため、リスティング広告の運用を考えるときに真っ先に候補に挙がります。
検索エンジンはシェアが大きければ大きいほどユーザー数も多くなるので、ひとつの広告でアプローチできるユーザーの数や範囲も広くなり、集客効果も高くなるからです。
AIを活用した機械学習にも優れており、データを上手く学習・活用させれば大きな運用成果が期待できます。
ただシェアが大きい分、多くの企業が広告を配信しているので、自社の競合の数も多いです。
そのため、クリック単価が高騰しやすい傾向にあります。
Yahoo!広告
Yahoo!広告は、Yahoo!JAPANという検索エンジンにリスティング広告を出稿できます。
GoogleとYahoo!Japanの違いは、利用ユーザーの年齢層です。
Googleは若年層のユーザーが多く、Yahoo!Japanは年齢層が高めなので、自社商材のターゲットの年齢層が高めならYahoo!広告に出稿するのがおすすめです。
またYahoo!広告はGoogle広告よりもシェアが小さい分、クリック単価が低くなる傾向にあります。
ただ、Google広告のように年齢や性別などの属性を指定したターゲティングができず、機械学習の精度も高くありません。
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Microsoft広告
Microsoft広告は、Microsoftが提供する「Microsoft Edge」というブラウザの検索エンジンであるBingに広告を出稿します。
Bingは2022年の5月にリリースされた検索エンジンで、近年では、先ほどの画像のように日本におけるシェアの2位につけています。
これは、企業で使われるPCの検索エンジンにBingが設定されることが多いからです。
そのため、Microsoft広告はBtoB商材の広告と相性が良いといえます。
リリースされてまだ日が浅く広告を出稿する企業も少ないので、Google広告やYahoo!広告よりもクリック単価が低い傾向にあります。
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どの広告フォーマットを使用すればいい?
この項目では、「どの広告フォーマットを使用すればいいか?」について紹介します。
- 検索連動型広告
- ディスプレイ広告
検索連動型広告
この項目では、検索連動型広告の種類と向いている商材について紹介します。
種類
検索連動型広告には、主にレスポンシブ検索広告とショッピング広告の2種類があります。
レスポンシブ検索広告は、複数の見出しと説明文を自動的に組み合わせて出稿する広告です。
機械学習によって、ユーザーの検索語句と広告の関連性が高まるような最適な組み合わせを自動的に選んで調整してくれます。
ショッピング広告は、商品の画像、名前、価格、取扱い店舗などの情報を表示できる広告です。
商品画像や詳細情報を一目でユーザーに見せられるため、ECサイトなどで販売している商品を効果的にアピールできます。
向いている商材
検索連動型広告が向いている商材は以下のとおりです。
- 検索ボリュームが大きい商材(検索ボリュームが大きいキーワードは自社のターゲットユーザーも検索する可能性が高いため)
- 粗利が高い商材(高単価商品の訴求に向いている。低単価商品は広告費が利益を圧迫するリスクがある)
- 緊急の問題を解決する商材(緊急性が高く、即座に解決したい問題を抱えたユーザーに効果的。鍵のトラブルや法律問題への対応など)
検索ボリュームが少ない商材に関連するキーワードに出稿しても、検索される機会そのものが少ないので、広告の表示回数も少なくなります。
そのため、大きな広告効果は期待できません。
ディスプレイ広告
この項目では、ディスプレイ広告の種類と向いている商材について紹介します。
種類
ディスプレイ広告には、主に3種類あります。
ひとつは、Googleが提供するGDN(Googleディスプレイネットワーク)です。
Googleが運営するYouTubeや提携しているライブドアブログ、Amebaブログなどを含む約300万個のWebサイトに広告を出稿できます。
二つめは、Yahoo!が提供するYDA(Yahoo!ディスプレイ広告)です。
Yahoo!JAPAN内のコンテンツ(ニュース、オークションなど)や提携パートナーサイトに広告を出稿できます。
個人が運営するWebサイトに出稿することはなく、企業サイトへの出稿のみです。
三つめは、レスポンシブディスプレイ広告です。
用意されている画像、動画、見出し、ロゴ、説明文などを組み合わせて最適な広告を自動的に生成し、配信できます。
向いている商材
ディスプレイ広告に向いている商材は主に2種類あります。
ひとつは、「欲しい」と思ったらすぐに購入できる商品です。
ディスプレイ広告はニーズの喚起が配信目的のひとつなので、広告を見て欲しくなったときにすぐ購入できる商品と相性が良いです。
例として、化粧品や衣類、靴、バッグ、花などがあります。
二つめは、購入をすぐに決断できない商品です。
「購入するかしないか」を即決できない高単価の商品などは、広告を見てもすぐに購入しないことが多いです。
このような商材は、ディスプレイ広告で何度も訴求して購入候補から外れない状態を作ることで、最終的な購入につなげやすくなります。
例として、企業が導入する高額のシステムや業務ツールなどがあります。
まとめ
リスティング広告は、広義の範囲では検索連動型広告とディスプレイ広告が該当し、狭義の範囲では検索連動型広告のみが該当します。
Google広告・Yahoo!広告・Microsoft広告の3種類に分かれており、Google広告をメインの候補とし、目的や自社商材のターゲットに合わせて残りの2つを組み合わせるのが一般的です。
検索連動型広告とディスプレイ広告にはそれぞれ相性の良い商材のタイプがあります。
検索連動型広告は、キーワードの検索ボリュームが大きい商材、粗利が高い商材、緊急の問題を解決する商材と相性が良いです。
ディスプレイ広告は、衝動買いしやすい商材と購入に時間をかける商材と相性が良いです。
これからリスティング広告の運用を検討する方は、自社の商材がどのタイプかを判断し、そこから利用する広告媒体を決めましょう。