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リスティング広告代理店の選び方|ポイントや注意点を解説

コラム:2023年11月13日

リスティング広告の運用を代理店に依頼する場合は、できるだけリスティング広告の運用実績があり、成果を出してくれる代理店に依頼したいですよね。

リスティング広告は、出稿して終わりというわけではなく、運用型の広告であるため、リスティング広告の運用を代理店に依頼する場合は、代理店の力量によって広告の効果が変動します。そのため、リスティング広告の運用を代理店に依頼する場合は、広告代理店選びが非常に重要であるといえます。

そこで本記事では、リスティング広告代理店を選ぶ際のポイントや注意点について解説させていただきます。

リスティング広告代理店を利用するメリット・デメリット

リスティング広告代理店を利用するメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット

リスティング広告代理店を利用するメリットは、広告主側にリスティング広告に関して知識を持った社員がいなくても広告を運用することができるという点です。

自社にリスティング広告の知識がある社員がおらず、一から知識を習得する場合、時間がかかるだけでなく、間違った知識を習得してしまっている可能性があります。

しかし、リスティング広告代理店は、リスティング広告に関する独自のノウハウや最新の情報を持ち合わせているため、自社でリスティング広告の運用を行うよりも効果が出やすいといえるでしょう。さらに、リスティング広告の運用に自社のリソースを割く必要がないため、通常業務に集中することができます。

また、リスティング広告代理店によっては、広告運用以外にもSEO・マーケティング施策・広告素材の制作など、幅広く対応している場合があります。

そのため、リスティング広告代理店を利用すれば、広告主側がリスティング広告に関する知識を持ち合わせていなくても、リスティング広告の効果に期待することができます。

デメリット

リスティング広告代理店選びに失敗してしまうと以下のようなデメリットが考えられます。

  • 担当者がリスティング広告の運用に関する知識を持っていない
  • 自社の特徴や強みを理解してくれていない
  • 返信頻度が遅い

リスティング広告代理店選びに失敗してしまうと、上記のようなデメリットが発生する恐れがあるため、優良な代理店を選ばなければ、期待していた効果を上げることは難しいでしょう。

また、自社で広告の運用を行うよりも、運用コストがかかってしまうこともデメリットといえるでしょう。

「運用予算」と「リスティング広告代理店の規模」

リスティング広告代理店を選ぶ際は、自社が広告運用に対して用意している運用予算によって、リスティング広告代理店の規模を絞り込んでいきましょう。

運用予算が月1,000万円以上のケース

運用予算が月1,000万円以上のケースでは、大手リスティング広告代理店から中小リスティング広告代理店まで、幅広く選択することが可能となります。

ただし広告代理店の中でも、テレビや雑誌などを取り扱っている「マス媒体」を得意としている代理店は、リスティング広告の運用に関する知識が乏しい可能性が高いです。予算が月1,000万円以上で、リスティング広告の運用を依頼する場合は、リスティング広告代理店に依頼するようにしましょう。

大手リスティング広告代理店

運用予算が月1,000万円以上の場合、専門のコンサルタントのアドバイスを受けながら運用できるケースが多いようです。また、大手リスティング広告代理店は、社内の教育体制が整っており、成功事例などの情報共有が多いため、運用スキルの高いコンサルタントが多く在籍しています。

大手リスティング広告代理店であれば、業界の検索結果の1~3位のクライアントを運用している場合もあり、リスティング広告に対する運用予算も大きいため、社内には自然と独自のノウハウが溜まっていきます

もちろん、同業界のリスティング広告を同じリスティング広告代理店が運用している場合もあるため、本当に必要な施策は教えてくれない場合もあります。

中小リスティング広告代理店

中小リスティング広告代理店は、大手リスティング広告代理店よりもあらゆる面で劣っているという印象を抱いている方もいるかと思いますが、それは違います。なぜなら、重要なのは実際に運用するコンサルタントが、実績や知識を持っているかどうかだからです。

中小リスティング広告代理店でも、優秀なコンサルタントが担当になれば、大手リスティング広告代理店よりもよくなるケースがあります。なぜなら、大手よりも工数を掛けてリスティング広告を運用してくれるからです。

大手リスティング広告代理店は、月〇億円のクライアントを抱えていることが多いため、月1,000円程度のクライアントは優先度が低いといえるでしょう。しかし、中小リスティング広告代理店にとって、月1,000万円のクライアントは優先度が高いため、コンサルタントがリスティング広告の運用に多くの時間をかけてくれます。

そのため、中小リスティング広告代理店でも優秀なコンサルタントが担当になれば、多くの時間を運用に費やしてくれるため、大手リスティング広告代理店よりも効果が期待できる運用を行うことができるといえるでしょう。

運用予算が月1,000万円未満のケース

運用予算が月1,000万円未満のケースでは、主に中小リスティング広告代理店を利用することになるでしょう。

前述した通り、大手リスティング広告代理店にとっては、月1,000万円未満のクライアントは優先度が低いためです。

大手リスティング広告代理店

運用予算が月1,000万円未満の場合、大手リスティング広告代理店を選択することはやめておいた方がよいでしょう。なぜなら、大手リスティング広告代理店にとって月1,000万円未満のクライアントは優先度が低く、新人社員など経験の浅いコンサルタントを運用担当にすることがあるからです。

大手リスティング広告代理店は、中小リスティング広告代理店よりも教育体制が整っているため、ある程度の運用能力はあるかもしれませんが、経験が豊富なコンサルタントに比べたら、施策のバリエーションも少ないため、効果が期待できる運用を行えない可能性があります。また、最悪の場合、運用自体を受けてくれないケースもあります。

中小リスティング広告代理店

運用予算が月1,000万円未満の場合は、中小リスティング広告代理店を選択することが最適だといえます。

なぜなら、中小リスティング広告代理店では少額予算でも工数をかけて運用してくれる可能性が高いからです。

そのため、運用予算が月1,000万円未満の場合は、中小リスティング広告代理店から選ぶようにしましょう。

弊社では、月の予算50万円程度からご相談を承っております。広告費は、1クリックあたりに発生しキーワード毎に自由に設定が可能です。

リスティング広告代理店を選ぶ際のポイント

リスティング広告代理店を選ぶ際のポイントは以下のとおりです。

【ポイント①】リスティング広告の月次レポート

月次レポートは、リスティング広告の運用を代理店に依頼している場合は、とても重要なものとなります。なぜなら、広告主側は直接的に運用に携わっていないため、レポートでしか成果や施策を確認することができないからです。

月次レポートのダメな例としては、数値しか記載されていないものが挙げられます。このような簡易的なレポートは、Excelやpowerpointで10分もあれば作成できるものなので、優良な代理店の判断基準にはできません。むしろ、月次レポートの作成工程を軽減し、利益率を高めようとしている悪い代理店だといえるでしょう。

一方、月次レポートの良い例としては、行った施策やその結果が含まれているものです。さらに代理店独自の分析なども含まれているとよい代理店だと判断することができるでしょう。

【ポイント②】実際に運用している広告

実際に運用している広告を見ることで、その代理店に依頼した場合の成果を予測することができます。

また、運用している広告文に検索キーワードが含まれているかということも、合わせて確認するようにしましょう。広告文に検索キーワードを含めることは、広告運用の基本なので、代理店の運用力を測る重要な判断基準となるでしょう。

【ポイント③】広告アカウントが共有可能かどうか

優良なリスティング広告代理店であれば、広告アカウントを共有してもらえますが、中には広告アカウントの共有を拒否する代理店もあります。

代理店が行っている広告運用に問題がなければ、広告アカウントを共有しても問題がないはずなので、拒否された場合は運用方法や施策に何らかの問題が発生している可能性があると考えておいた方がよいでしょう。

【ポイント④】料金体系と運用状況が明確かどうか

一般的に、リスティング広告代理店の料金体系は「広告費+運用手数料=請求金額」となっています

上記のような料金体系で問題なく広告アカウントを共有してくれる代理店であれば、支払っている広告費用が何に使用されているか確認することができるため、安心して広告運用を任せることができます。

しかし、広告運用手数料込みの料金となっている料金体系の場合は注意が必要です。このように広告運用手数料込みで依頼した場合、広告主側は実際に必要となった広告費用を把握できていない状態で運用しているケースがあります。

この場合、広告運用の良し悪しは別として、広告が表示されていないのに料金だけが発生している状態になる可能性があります。なぜなら、広告手数料込みの場合、広告の表示回数をを減らすことで広告費用を抑えることができ、粗利が多くなるからです。例えば、代理店の売上が足りていない月に粗利を増やす目的で、広告予算は変えずに広告の表示回数を少なるくするなどが考えられます。

この料金体系でも、広告アカウントの共有に応じてくれる場合は問題ありませんが、広告アカウントの共有を拒否された場合は、悪質業者と考えておいてよいでしょう。

【ポイント⑤】担当コンサルタントの運用歴

担当コンサルタントの運用歴を確認する場合は、経験年数ではなく、どのくらいの規模の案件を担当していたかどのような業界を担当したことがあるかなどを確かめておきましょう。

数千万から数億円単位の大きい案件に携わった経験のあるコンサルタントであれば、安心して運用を依頼することができます。

一方で数百万円規模の案件にしか携わったことのない場合は、優秀であるコンサルタントとそうでないコンサルタントが存在しているため、これまで行ってきた施策や運用方法について詳しく確認するようにしましょう。

担当コンサルタントに関する注意点

担当コンサルタントに関する注意点は以下のとおりです。

【注意点①】専門のコンサルタントがいるかどうか

リスティング広告の運用を代理店に依頼する場合、専門のコンサルタントが運用に参加するのかということは非常に重要となります。

なぜなら、多くの代理店では営業が片手間で広告運用を行うケースがあるからです。

そのため、必ず専門のコンサルタントがいる代理店に運用を依頼するようにしましょう。

【注意点②】有資格者かどうかは関係ない

リスティング広告の運用に、有資格者かどうかは関係ありません。

資格はあくまでも勉強すればとれるものですが、実際のリスティング広告の運用は状況に応じて改善施策を行っていく必要があります。

そのため、コンサルタントが有資格者であるかどうかは、リスティング広告の運用にさほど関係がないといえるでしょう。

運用担当者が有資格者の場合であっても、これまでの実績や担当経験のある業界について確認しておきましょう

【注意点③】経験年数にとらわれすぎない

優秀なコンサルタントであるか否かに、経験年数は関係ありません。しかし、経験年数が数か月程度の短い場合は、避けておく必要があると言えます。

担当コンサルタントを選ぶ基準としては、何年運用に携わったかではなく、どのような案件を担当していたか、という点を重要視しましょう。なぜなら、経験が浅くても優秀なコンサルタントは、数千万から数億円単位の大きい案件に携わる機会があるからです。

一方で、経験年数が長くても、リスティング広告の運用が上手でないコンサルタントもいるため、優秀なコンサルタントかどうかを見極める際に、経験年数にとらわれすぎないようにしましょう

【注意点④】媒体認定パートナーかは関係ない

媒体認定パートナー※1は、担当コンサルタントが優秀か否かを判断するうえで、強みにはなりますが、媒体認定パートナーだからといってきちんと運用してくれるとは限らないため、あまり関係がないといえるでしょう。

※1=各媒体が正式に認めている代理店のこと

確かに媒体認定パートナーである代理店は、そうでない代理店に比べ、信頼性が高いと言えますが、その代理店の優秀なコンサルタントが担当についてくれるとは限りません。

まとめ

今回は、リスティング広告代理店を選ぶ際のポイントや注意点について解説させていただきました。

リスティング広告の運用を代理店に依頼する場合の代理店選びは、今後のコンバージョンに大きく影響します。

代理店を選ぶ際は、今回解説させていただいたポイントや注意点を理解し、慎重に選ぶことが大切です。

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