Googleサジェストとは?仕組み・活用方法・抽出ツール等を解説
インターネットで調べ物をする際に、検索窓にキーワードを入力すると、さまざまなキーワード候補が表示されます。
このキーワード候補を総称してGoogleサジェストと呼び、SEO対策や悩み解決のヒントとして、日々活用されています。
今回は、このGoogleサジェストの仕組みや活用方法、抽出ツールについて解説します。
Googleサジェストについて深く知りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
Googleサジェストとは
※Google および Google ロゴは Google LLC の商標です。
Googleサジェストとは、検索キーワードの検索意図を予測し、ユーザーの悩みを解決する手助けをする機能です。
例えば、検索エンジンに「りんご」と入力し検索すると、検索窓の下に
- りんご レシピ
- りんご イラスト
- りんご 効能
などの関連キーワードを表示するのがGoogleサジェストです。
キーワードに隠された検索意図を予測表示してくれるので、ユーザーが求めるニーズに応えることができます。
また、類似した機能として知られるオートコンプリートは、自身の入力履歴を検索候補に表示します。
入力の手間を省いてくれる機能が追加されているため、より検索がしやすくなる点が魅力です。
Googleサジェストを理解するとSEO対策もしやすくなるので、コンテンツのクオリティを高めるために覚えていきましょう。
Googleサジェストが表示される仕組み
以下の要素が、Googleサジェストが表示される仕組みに影響しているとされています。
- 検索回数の多さ
- ユーザーが検索した場所
- ユーザーが過去に検索したキーワード
それぞれの要素を紐解いていくと、Googleサジェストが表示される仕組みも深く理解ができるはずです。
【仕組み①】検索回数の多さ
Googleサジェストに表示される候補は、検索回数の多さによって表示されます。
例えば、「キーワード」と入力すると、以下のようなサジェストキーワードが抽出できるはずです。
- キーワード プランナー
- キーワード 使い方
- キーワード 検索
- キーワード 検索数 調べ方
- キーワード とは
上記の候補は、検索ボリュームの多いワードが優先的に表示されます。
【仕組み②】ユーザーが検索した場所
ユーザーが検索した場所に応じた検索結果を表示させるのも、Googleサジェストの特徴です。
例えば、検索窓に「居酒屋 おすすめ」と入力したとしましょう。
このとき、同じワードで検索したとしても、北海道と沖縄で入力した際に表示される検索結果は異なります。
北海道なら「居酒屋 おすすめ 札幌」、沖縄なら「居酒屋 おすすめ 那覇」のようにサジェストを表示します。
このように、場所に応じて適切な検索結果を表示させているのです。
【仕組み③】ユーザーが過去に検索したキーワード
ユーザーが今までに検索したキーワードを表示させる仕組みもあります。
正確にはオートコンプリートと呼ばれますが、ユーザーの過去の検索履歴に基づいて、カスタマイズされたサジェストワードです。
パーソナライズ検索結果を有効にしていると、今までの検索キーワードも予測候補に表示されるので覚えておきましょう。
Googleサジェストの活用方法
Googleサジェストを活用すれば、「キーワード選定」と「リライト」に役立てることが可能です。
実際に多くの企業や事業者が、サジェストワードや関連キーワードを取り入れてコンテンツ力・網羅性を高めています。
自社でも取り入れられるように、これからご紹介する活用方法を覚えておきましょう。
【活用方法①】キーワード選定
Googleサジェストは、キーワードに対してユーザーの悩みを解決する機能なので、コンテンツを制作する際のキーワード選定に活用できます。
何かのジャンルやテーマを取り上げて記事を製作していく場合、ユーザーが検索窓にどのようなキーワードを入力しているか把握が必要です。
そこで、ツールを用いてさまざまなユーザーが検索したワードを探すことができれば、お宝ワードやニッチなワードを見つけることもできます。
検索ボリュームを把握できるツールと併用すれば、よりコンテンツに必要なキーワードが選定できるでしょう。
【活用方法②】リライト
Googleサジェストを用いれば、記事のリライトにも応用できます。
もし、検索順位がある程度キープできている記事を、さらに上位へ上げようとする場合には、コンテンツの追加が必要です。
その際に、Googleサジェストから指定したキーワードに関連するキーワードの抽出が可能です。
SEO的にも、キーワードに対して情報が網羅的に記載されているコンテンツは評価されやすい傾向にあります。
一方、検索順位が下がったあるいは圏外の場合は、キーワードに対してズレた内容になっている可能性が考えられます。
そのため、改めてサジェストワードを拾って、リライトをしていく作業が必要です。
Googleサジェストキーワードの取得方法
Googleサジェストで表示されるキーワードは、
- 検索窓にキーワードを直接入力する
- ツールを活用する
の2通りの取得方法があります。
では次に、それぞれの具体的なGoogleサジェストキーワードの取得方法を見ていきましょう。
【取得方法①】検索窓にキーワードを入力
最も手軽にGoogleサジェストキーワードを取得する方法です。
検索窓にキーワードを入力すると、関連キーワードが表示されるため、ユーザーにどのようなコンテンツが求められているかおおよそ把握できます。
ただし、検索窓に「キーワード+五十音」を入力するのは、非常に骨の折れる作業です。
もし、サジェストワードの網羅的な取得を考えているなら、この後のツールの活用を検討しましょう。
【取得方法②】ツールの活用
キーワードに対して、より多くのサジェストを取得する方法です。
ラッコキーワードやGoogle キーワードプランナーなど、無料で利用できるツールがあるので、手始めに使ってみると感覚が掴みやすいでしょう。
ツールを利用すれば、検索窓に入力する手間は不要になるため、効率よくサジェストワードが抽出できます。
サジェストキーワードを抽出するおすすめのツール
ここでは、サジェストキーワードを抽出するおすすめのツールをご紹介します。
無料・有料どちらもご紹介しますが、有料ツールはサジェスト以外にも、さらに深い内容の情報を取得できるので、予算がある方は検討してみてください。
【ツール①】ラッコキーワード
入力したキーワード+五十音orアルファベットの関連キーワードを抽出するツールです。
「関連キーワードツール( 仮名・β版 )」という名前から、「ラッコキーワード」へと名称変更されましたが、サービス内容は変わりありません。
Googleに限らず、BingやYoutubeのサジェストキーワードの他、関連Q&Aやトレンド情報が取得できます。
全て無料で利用できるため、SEO対策やコンテンツ制作をするなら、必ず覚えておくべきツールといえるでしょう。
【ツール②】グーグルサジェスト キーワード一括DLツール
「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」その名の通り、Googleサジェストを一括取得・ダウンロードできるツールです。
検索すると、五十音とアルファベットが表示され、文字をクリックすると該当箇所まで飛べるので活用しやすいです。
また、各キーワードの横にある「+」ボタンを押すと、さらに表示してくれるため、検索意図を深く理解できます。
会員ではない場合は1日1回しか検索できないため、有料会員登録を済ませておきましょう。
【ツール③】Keyword Tool
「Keyword Tool」も無料で利用できるサジェストキーワード抽出ツールの1つです。
アカウントを作成する必要がないため、サジェストキーワードの取得がしやすい点も評価の高さといえます。
有料会員になると、サジェストキーワードごとの
- 検索ボリューム
- トレンド
- クリック単価
- 競合性
といったデータもわかるので、より専門的なSEO対策やコンテンツ制作をしたい場合は検討してみましょう。
【ツール④】Ubersuggest
本格的なSEO対策をしたいなら、Ubersuggestは最もおすすめなツールといえます。
キーワードを入力し検索するだけで、キーワードに対して網羅的な情報がわかるため、リライトや検索意図の把握に役立つでしょう。
検索連動型広告やオーガニック検索の競合の激しさを数値化しており、広告運用が一目で参入しやすいか判断可能です。
無料プランでは1日3回しかキーワード検索ができないので、Ubersuggestの利用を考えているなら有料プランを契約しましょう。
【ツール⑤】Google キーワードプランナー
Googleが提供しているサジェストキーワード抽出ツールに「Googleキーワードプランナー」があります。
無料で利用でき、サジェストキーワードに加えて
- 広告掲載の入札単価
- 月間検索数
- 競合の強さ
などを取得することができます。
また、競合のWebサイトで取得しているキーワードもわかるので、より検索意図を理解したい場合にも活用できます。
ラッコキーワードとともに、サジェストキーワード抽出をするならぜひ覚えておくべきツールの1つでしょう。
【ツール⑥】Keywordmap
Keywordmapはサジェストキーワード抽出に加えて、詳細な自社・競合サイトの調査ができます。
Webサイト以外にもSNSのデータ分析もできるため、特に企業で参入したいジャンル・テーマがある場合におすすめです。
料金・費用に関しては、利用する機能によって異なり、別途初期費用が15万円かかります。
費用対効果に優れたツールではあるものの、導入費用がネックです。
そのため、資本に余裕がある場合には、積極的に導入したいツールといえるでしょう。
無料のツールについては、以下で紹介していますので参考にしてください。
サジェスト汚染に気をつけよう
ユーザーの与えるイメージを落としてしまう可能性のあるワードが検索候補に表示される場合があります。
上記をサジェスト汚染と呼び、商品やサービス、企業名がターゲットになっていると、収益の低下につながる可能性があるので注意が必要です。
自社商品やサービス、企業名がサジェスト汚染されているかは、検索窓に調べたいワードを入力すれば確認できます。
その際、検索候補にネガティブなワードが表示されているかどうかで判断可能です。
サジェスト汚染の対処方法
サジェスト汚染がされないように、Googleにコンテンツの削除を依頼する方法があります。
ただし、好意的なイメージを与えるサジェストキーワードを増やす対策が最も効果的です。
サジェスト機能は、与える印象に影響するからこそ、ネガティブなキーワードで埋め尽くされないように注意してください。
まとめ
今回は、Googleサジェストについて仕組みや活用方法、おすすめの抽出ツールについて解説しました。
サジェストキーワードの抽出は、コンテンツの質を高めることができるため、多くの企業が取り入れている手法です。新規コンテンツの制作やリライトをする際に、Googleサジェストを活用して、高品質なコンテンツを制作してみてください。
またSEO対策は、時間と労力を必要とするため、外部に委託するのも選択肢の1つです。
弊社Hew One’s Wayでは、「クライアント様にとって売り上げ貢献するためのSEO」を実現させることを目指しています。
SEO対策でお悩みの方は、是非一度ご相談ください。