コラム

SEOにグッと効く「共起語」とは?無料ツールを画像で解説

SEO:2024年2月14日

こんな疑問をお持ちの方、いるのではないでしょうか。

「共起語ってSEOに効くのかな?」
「あまり共起語を使いすぎるとよくないんでしょう?」
「共起語ってそもそも何だろう?」

今回はそんな方々に向けて、共起語について解説します。

本記事を読むと、以下のようなメリットがあります。

  • 共起語の意味がスッと理解できる!
  • 共起語ツールを使い、自身のサイトに活かせる!
  • 共起語によるペナルティを防ぐ方法が分かる!

ぜひ最後までご覧ください。

共起語とは

共起語とは?

共起語とは、「ある物事を説明する際、よく一緒に登場する単語」のことを指します。

例として、キリンの共起語を見てみましょう。

「キリンは、長い首と斑点が特徴的な草食動物です。主にアフリカに生息しています。」
上記は、キリンの一般的な説明です。

この際に登場した「長い首」「斑点」「草食動物」「アフリカ」などの単語が共起語に当たります。
つまりこの場合、キリンという言葉と共に出現しやすい単語が、共起語に当たるのです。

SEOに効く共起語

共起語を利用して、効果的なSEO対策をすることができます。具体的には、

  • タイトルの言葉選びの参考になる
  • 情報の抜け漏れを防げる

以上の2つのメリットがあります。順に見ていきましょう。

タイトルの言葉選びの参考になる

共起語 メリット

タイトルを考える際、共起語を用いるとタイトルの言葉選びが楽になります。

共起語ツールで抽出された共起語は、主に検索上位記事で多く採用されている言葉です。すなわち抽出されたキーワードは、ユーザーの求めている重要な言葉である可能性が高いです。
共起語ツールは、タイトル付けにうってつけと言えるでしょう。

また、タイトルにピタリと当てはまる言い回しを考える際にも使えます。
思い浮かぶことが難しい言葉をタイトルに採用できるようになるため、共起語はタイトル付けにおいて非常に有効な手段と言えるでしょう。

情報の抜け漏れを防げる

共起語 メリット

共起語ツールで調べた共起語は、上位記事に多く含まれている単語を反映しています。
つまり、共起語ツールを使うと、「上位記事には書いてあるが、自分の記事には書いていない」ポイントを発見することができるのです。

例えば、「エアコン 修理」についての記事を執筆するとします。
その場合、記事の内容はエアコンの修理方法や修理業者などの情報に触れるのがよいと考えるのではないでしょうか。

しかし、それでユーザーが求めている情報を提供できているとは限りません。

そこで、最終確認として共起語ツールを利用します。
すると、「口コミ」「頻度」などの情報の抜け漏れに気づくことができるのです。

上位記事に存在する情報は、ユーザーの検索意図に沿っている可能性が高いです。共起語ツールを用いて、情報の抜け漏れがない記事を作成しましょう。

ラッコキーワードで共起語を調べる方法

ラッコキーワード

画像引用:ラッコキーワード|無料のキーワード分析ツール(サジェスト・共起語・月間検索数など)

 

ラッコキーワードは、共起語だけでなく関連キーワードや検索ボリュームまで調べてくれる無料ツールです。
筆者の所感としては、無料で共起語を調べられるツールの中で最も使いやすいです。
無料で会員登録も要りません。

今回はこのラッコキーワードを利用して、共起語を調べる方法を解説します。

まずは、以下のサイトにアクセスします。
ラッコキーワード

①キーワードを入力する

ラッコキーワード

画像引用:ラッコキーワード|無料のキーワード分析ツール(サジェスト・共起語・月間検索数など)

 

調べたい記事のキーワードを入力します。

②共起語を選択する

プルダウンの中から、「共起語」を選びましょう。
選択できたら、検索ボタンを押します。

③完了!

ラッコキーワード

画像引用:ラッコキーワード|無料のキーワード分析ツール(サジェスト・共起語・月間検索数など)

 

10秒ほど待つと、共起語が表示されます。
他の無料ツールとは違い、以下のような値も調査することができます。

  • タイトルに含まれている共起語の数
  • 見出しに含まれている共起語の数
  • ページ全体で出現する共起語の数

上記のように、粒度の高い調査が可能です。

無料で使う場合は、1日5回までしか調査ができません。

しかし、無料会員登録を行うと1日15回まで使用することが可能です。無料で登録できるので、多く使用したい方は会員登録を行うことをオススメします。

以上がラッコキーワードの使い方になります。

 

共起語のNGな使い方

 

「共起語を多く使えば使うほどよい」とは限りません。
共起語には、注意点も存在します。例えば

  • キーワードを詰め込みすぎる
  • 独自性が生まれにくい

などが挙げられます。順に見ていきましょう。

キーワードを詰め込みすぎてしまう

共起語のNGな使用方法

共起語を詰め込みすぎると、かえって読みづらい文章になります。

下記は、「相場」という共起語を意識しすぎた文章です。
——————-

プロのエアコン修理の「相場」は〇〇円です。
ちなみに品川のエアコン修理の「相場」は、〇〇円です。
壁掛けエアコン修理の「相場」も同じ料金です!

———————

上記の文は共起語を意識するあまり、読みにくい記事になっていることがお分かり頂けるのではないでしょうか。ユーザーにとって満足しにくい記事となり、SEOの効果は弱まると考えられます。

それに加えて、Googleに「記事が支離滅裂な文章ばかりである」と判断された場合、スパムとして扱われる可能性があります。
スパム行為を繰り返すと、下記のようなペナルティの対象になる可能性があります。

  • サイト全体の検索順位が下がる
  • 検索結果から除外される

共起語の多用には、十分注意してコンテンツを作成しましょう。

独自性が生まれにくい

共起語のNGな使用方法

共起語を中心に記事を書いていくと、記事に独自性が生まれにくくなります。
その理由は、共起語ツールで表示された共起語は、すべて他サイトの記事から抽出されるためです。
そのため共起語ツールを使用する場合、他と異なる内容を意識的に作らなければ、内容が被る可能性が高くなります。

Google検索セントラルによると、独自の研究・知識が記載されていないコンテンツは、Googleから高い評価を得ることが難しくなります。

共起語ツールに頼りすぎるとSEOに支障をきたす可能性がありますので、注意してください。

共起語よりも大切なこと

共起語はSEO対策の中では、比較的効果が薄いです。
そのことがよく表れている私の体験談があります。

上位記事を生み出し続けるKさん

私は今回の記事執筆にあたり、社内で先輩に当たるKさんにインタビューしました。
Kさんのライター歴は7年で、数々のキーワードで検索上位をとってきた歴戦のライターです。
そんなKさんに「共起語を意識してライティングされているかどうか」について質問したところ、以下のような返事が返ってきました。

「ライターを始めて4年ほどの間、共起語という言葉さえ知らなかった。しかし、検索上位は取れていたよ。」

きょとんとしていた私に、Kさんはこう続けます。

ユーザーの事を本当に考えて記事を執筆していれば、共起語は記事の中に自然と含まれる。だから、意識する必要さえもなかった。」

確かに、その通りだと感じました。
お客様の為になる情報を綿密にリサーチして、適切に届けることができれば、ページのSEOは自然と強まる。
そのことを知っていたからこそ、Kさんは意識して共起語を使う必要がなかったのです。

ユーザーを第一に考えること

SEO対策においては、ユーザーが求める情報を提供し、満足してもらうことが最も重要です。「ユーザーは何に悩んでいるだろうか」「ユーザーはどんな人なのだろうか」を深く考え、記事の内容をよく練りましょう。

ユーザーの悩みに答えるような記事を書けている場合、共起語について悩む必要はありません。共起語は、ユーザーを満足させるための「補助的な道具」として使いましょう。
例えば、

  • 記事内容の抜け・漏れチェックのために、共起語ツールを使う
  • タイトル付けの際、記事内容を端的に表現する言葉を探すために、共起語ツールを使う

以上のような用途で使用すると、共起語はユーザーのためになる記事づくりに役立ちます。

よくある質問

関連キーワードと共起語の違いは何ですか?

共起語とは、「あるキーワードを説明する時、よく一緒に登場する単語」のことをいいます。
一方で、関連キーワードとは、「ある単語から連想されるフレーズ」のことを指します。

下記は、「エアコン 修理」で関連キーワードをチェックした結果です。

「エアコン修理 どこに頼む」
「エアコン修理 安い」
「エアコン修理業者おすすめ」
「エアコン 修理 自分で」

共起語はキーワードを説明する過程で出現する単語であるのに対し、関連キーワードはキーワードに付け加えるような形で追加されるフレーズのようなものである事がわかります。

サジェストと共起語の違いはなんですか

サジェストとは、入力されたキーワードに関連する言葉のことです。
例えば「エアコン 修理」と入力すると、下にこのようなリストが表示されます。
「エアコン 修理 自分で」
「エアコン 修理 費用」
「エアコン 修理 業者」
この例では、それぞれ「自分で」「費用」「業者」などの単語がGoogleによって付け加えられています。

それに対して、共起語とは、「あるキーワードを説明する時、よく一緒に登場する単語」を指しています。
サジェストと共起語は似ていますが、それぞれの意味や目的は大きく異なっています。

まとめ

  • 共起語とは「あるキーワードと、よく一緒に登場する単語のこと」
  • 共起語を用いるメリットは、「タイトルが決めやすくなる」「情報の抜け漏れを防げる」
  • 共起語の注意点は「キーワードを詰め込みすぎること」「独自性が低くなること」
  • 共起語は補助的なツールとして使い、ユーザーのためになる記事を書くことを最終目標とする

 

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