コラム

ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違いとは?やり方も解説

SEO:2024年1月19日

ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違いとは?やり方も解説

ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違いとは、一体何なのでしょうか?

両者の主な違いは「ユーザーが満足するようにコンテンツが作られているかどうか」です。

ホワイトハットSEOとは、Googleのガイドラインに準拠し「ユーザーが求めている情報か?」「信頼に値する情報か?」「ユーザーは満足したか?」などの目線からコンテンツを作り、検索エンジンの上位表示を狙う方法のことを指します。

それに対して、ブラックハットSEOとはユーザーの満足度に関係なく、検索エンジンのアルゴリズムの穴を突いて上位表示を狙う方法のことをいいます。

ピンとくる方もいれば、そうでない方もいらっしゃるかもしれません。

この記事を読むと、次のことがわかります。

  • ブラックハットSEO・ホワイトハットSEOの意味や方法
  • ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの大きな違い
  • ブラックハットSEOより、ホワイトハットSEOがオススメな理由

参考になれば幸いです。

ブラックハットSEOとは

ブラックハットSEOとは

ブラックハットSEOとは、検索エンジンの穴を突いてコンテンツを検索結果の上位に上げる技術のことを呼びます。

悪意を持って検索エンジンのメカニズムを利用することから、悪党を意味する「ブラックハット」と名付けられました。
ブラックハットSEOの代表的な例を下記に挙げます。

  • 「リンクスパム」・・・リンクを過剰に増やして信頼度の高いサイトだと誤認させる行為
  • 「キーワードの乱用」・・・支離滅裂なキーワードを数多く並べて、コンテンツ量があるように見せかける行為

ブラックハットSEOは検索エンジンの意向に逆らい、ユーザーの役に立たない記事でも検索結果の上位に表示させることができます。そのため2011年、2012年に行われたGoogleの大型アップデートにて規制されています。

ブラックハットSEOのデメリット

ブラックハットSEOはデメリットが多いため、決してオススメしません。多くの場合、ブラックハットSEOを用いるとGoogleのポリシー違反になります。

ポリシーに違反した場合、

  • 記事が上位表示されなくなる
  • 記事が検索結果に全く表示されなくなる
  • 一度規制の対象になると、順位が回復する可能性は低い

などの悪影響を受けます。
サイト運営が困難になるほどのダメージを負うことになるので、ブラックハットSEOはオススメしません。

ブラックハットSEOの方法

この記事に記載する内容は、”Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー”を参考に書いています。
より詳しく知りたい方は、上記のリンクからご覧になってください。

①リンクスパム

リンクスパムとは、検索結果上位のサイトにするためにリンクを売買したり、過剰な相互リンクをしたりする違反行為のことを指します。Googleは、被リンク(自分のサイトを引用したリンク)の数が多いコンテンツほど高く評価する傾向にあります。その穴を突いてリンクスパムでは、リンクを大量に用意し自サイトを引用してもらうことにより、SEOを強くすることを目的としています。

②隠しテキスト・隠しリンク

隠しテキスト・隠しリンクとは、大量のテキスト・リンクをサイト内に隠すように配置する行為のことを指します。
例えば、「白の背景に白の文字を書く」「テキストを画像の裏に置く」「文字色の透明度を0にする」などの手法が挙げられます。このように隠しテキスト・隠しリンクは、大量のテキストをサイト内に隠し、アルゴリズムに「コンテンツ量の多いコンテンツ」だと誤認させ、サイトを上位表示させることが目的なのです。

③キーワードの乱用

あるキーワードを不自然なほど多用することで記事ボリュームをかさ増しし、記事の上位表示を目指すことは「キーワードの乱用」になる可能性があります。例えば「新宿のシュウマイならばここで決まり、新宿シュウマイ本店に来ました。シュウマイといえば新宿。」などがあげられます。特定の言葉を繰り返し使用することで記事に付加価値が生まれない場合、ポリシー違反だと判断されます。

④無許可でコピーしたコンテンツ

無断で他サイトの内容をコピーし、付加価値のつかない記事をつくると抵触するポリシー違反です。引用元の語句を少しだけ変えてオリジナルに見せかけた場合も、同じく違反になる可能性があります。例えば、他サイトの内容をコピーしてまとめたのみの「キュレーションサイト」等も「無許可でコピーしたコンテンツ」に含まれる場合があります。

⑤クローキング

クローキングとは、ユーザーが期待した情報とは違う情報を表示させることを指します。例えば、検索結果では「人参の育て方が分かる」と思ってクリックしたのに、実際にページを開いてみると「おすすめの映画5選」が出て来る場合などが、クローキングに当たります。です。最初に期待したページとは違うページが表示されるため、Googleのガイドライン違反になるおそれがあります。

ブラックハットSEOが生まれた理由とは?

さて、そもそもなぜブラックハットSEOは生まれたのでしょうか?
ブラックハットSEOが生まれた大きな理由は、「楽をするため」です。前提として、SEOを強めるためには、ユーザーの満足度の高いコンテンツを書く必要があります。しかしユーザーの満足度を高めるためには、豊富な情報量や情報の正確性が欠かせません。

SEOに強いコンテンツを作るためには大きな労力が必要です。リサーチから記事の作成、修正作業など、1記事を作るだけでも大きな負荷がかかります。

そこで「どうにかして楽に上位記事を作れないだろうか」と考える人が現れるようになりました。そのような考えから、「ブラックハットSEO」が生まれたのです。

現在、ブラックハットSEOの効果は極めて低い

現在、ブラックハットSEOの効果は極めて低いと考えられています。理由は度重なるGoogleのアップデートにより、ブラックハットSEOが規制されていったためです。

2011年の大型アップデートまで、質の低いコンテンツが検索エンジンをハックして上位表示させていました。
しかし、Googleのコアアップデートにより大きく制限され、現在ブラックハットSEOは過去の遺物となっています。過剰な被リンクなどによるSEO効果が0になったとは言い切れません。しかしページが上位表示されにくくなったり、新規で作ったページが検索結果に表示されにくくなったりするため、オススメしません。

ホワイトハットSEOとは何か?

ホワイトハットSEOとは

ホワイトハットSEOとは、検索エンジンのガイドラインに即した方法で上位記事を狙う方法のことです。
「ユーザーへの満足度の高い記事を書く」=「ホワイトハットSEO」であるため、答えがあるようでありません。
ですので、ユーザー目線でコンテンツを作成するという「姿勢」が、ホワイトハットSEOには重要なのです。

例えば、記事を作る際「ユーザーはどんな悩みを抱えているのか」「どんな層のユーザーが見るのか」などを常に確認し、執筆することが求められます。

ホワイトハットSEOを行うためには、非常に多くの手間がかかります。しかしその分Googleから高く評価されやすく、長期的にアクセスを集めやすいやり方なのです。

ホワイトハットSEOの方法2選

前述の通り、ホワイトハットSEOとは「ユーザー目線でコンテンツを作る」という心構えのようなものです。少し抽象的で何をやればよいのか分かりにくいのではないでしょうか。

そこで、ホワイトハットSEOの方法を2つ解説します。

①ユーザーを第一に考えてコンテンツを作成する

ホワイトハットSEOにおいて最も重要なポイントは、「ユーザーを第一に考えてコンテンツを作成すること」です。
例えば、

  • 「このキーワードで検索した閲覧者は、どんな情報を求めているのか」
  • 「閲覧者はこのコンテンツを見た後、満足できるだろうか」
  • 「この情報は、実体験や深い知識に基づいているか」
  • 「客観的に正しいとされる情報を載せているかどうか」

など、ユーザーの為になるように深く考えてコンテンツを作成することが求められます。

 

もし「ホワイトハットSEOが上手くできているか心配・・・」という場合は、Googleのガイドラインに記載されているチェックシートを使ってみましょう。

②E-E-A-Tを遵守する

E-E-A-Tとは、Googleの提唱する「役に立つページかどうかを判断する指標」のことをいいます。その指標は4つあり、それぞれの頭文字をとって「E-E-A-T」と呼びます。それぞれのアルファベットは

Experience:その情報は、自分の経験や実体験に基づいているか
Expertise:その情報源は確かで、事実誤認はないか
Authoritativeness:その情報を発信するに足るメディアであるか
Trustworthiness:その情報は、様々な側面から見て信頼できるか

を表しています。
上記4つの指標を遵守すると、役に立つ質の高いコンテンツとして評価されやすくなります。

注意して頂きたいことがあります。
それは「4つの指標すべてを守る必要はない」ということです。

例えば、公開した情報に専門性があり、豊かな実体験に基づいていたとしても、その情報を公開するに足る権威性が低い場合などが挙げられます。
その点について、Googleのガイドラインでは「必ずしもすべてにおいて優れている必要はありません。」と書かれています。

ですので、ある一つの指標に自信がないとしても、その他の指標で評価されれば、上位表示される可能性があります。

現在、ホワイトハットSEOが推奨される

弊社では、ホワイトハットSEOを利用してサイト運営していくことを強くオススメしています。ホワイトハットSEOを遵守すればコンテンツの質を高めることが期待できます。それにより長期性アクセス数の安定など、検索エンジンからたくさんの恩恵を受けることができます。
確かにホワイトハットSEOを遵守すると、1つのコンテンツを作るのに大きな労力が必要になります。
しかし、その一方でメリットも大きいのです。そのメリットを、ブラックハットSEOと比較しながら解説していきます。

ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの3つの違い

ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの最も大きな違いは、「ユーザーが満足するように作られているか否か」です。
このユーザー目線に立つか立たないかという相違点から、新たに次の3つの違いが生まれます。

①コンテンツの価値

ホワイトハットSEOを用いてサイト運用をする場合、コンテンツの価値が高くなることは言うまでもありません。というのも煎じ詰めれば、ホワイトハットSEOとはコンテンツの価値を上げてお客様を満足させることだからです。
ユーザーの悩みを解決し、満足した時間を過ごしてもらうことを目的とするため、必然的にコンテンツの価値が上がります。

一方で、ブラックハットSEOを使うと、コンテンツの価値が低くなる傾向があります。それは、ブラックハットSEOの目的が、小手先のテクニックで上位表示させることであり、コンテンツの価値を上げるものではないためです。

とはいえ、ブラックハットSEOを用いながらも、有用なコンテンツを配信しているサイトも存在するでしょう。
しかし、そもそもブラックハットSEOに手を出す多くの方々は「楽をしたい」という動機で始めているのではないでしょうか。
楽をするために閲覧者のニーズを考えずに、コンテンツを作ることは、想像に難くありません。
その結果、全体としてコンテンツの質は下がる傾向にあります。

②長期性

ホワイトハットSEOを使用していく場合、サイトが長期的に運用できます。
それは、価値の高いコンテンツは今後のアップデートでも、排除されずに生き残る可能性が高いためです。

これまでのGoogleの検索エンジンのアップデートは「質の良いコンテンツを優遇し、悪いコンテンツを冷遇する」ものが多かったです。
例えば2012年に施行された「パンダアップデート」の目的は「質の低い記事を排し、質の高い記事を正当に評価する」ことでした。

この記事を見て、下記のような不安をお持ちの方もいると思います。

「検索エンジンは常にアップデートを繰り返しているため、現在上位表示されているからといってずっと上位表示され続ける保証はない。。。」

確かに、ごもっともな不安です。

しかし、ホワイトハットSEOを採用している方々はそこまで不安になる必要はありません。それは、多くのアップデートの趣旨は、良いコンテンツを優先的に表示しようとし、質の低いコンテンツを見えづらくしようとするものだったためです。

それに対しブラックハットSEOを用いる場合、アップデートにより公開されたページが上位表示されにくくなる可能性が高いです。
例えば前述のような「パンダアップデート」に加えて、2012年4月には、ペンギンアップデートと呼ばれるコアアップデートが行われています。このアップデートにより、主にブラックハットSEOの施策である「リンクスパム」が規制されました。

サイト運営を行う際は、ブラックハットSEOに頼らない運用を心がける必要があります。

③アクセス数の安定性

ホワイトハットSEOの心構えを持ってサイトを運用していると、サイトへのアクセス数が安定しやすいです。
満足度の高いコンテンツを公開し続けていると、サイト全体のSEOが強まり、サイトへのアクセス数が安定することが期待できます。もし、Google広告をサイトに貼り付けていれば広告収入も安定するでしょう。

さらに、ユーザーに商品を買っていただく場合にも、見込み客を継続的に呼び込むことが期待できます。そのため売上にも良い影響を与えられるでしょう。ホワイトハットSEOを継続することによりアクセス数が増加・安定し、ひいては事業全体の安定にも繋がると考えられます。

それに対してブラックハットSEOを用いると、サイトへのアクセスが安定しません。Googleのアルゴリズムにより、質の悪いコンテンツを排除しようとする動きは今も続いています。ブラックハットSEOを用いると、労力を割いた記事が上位表示されづらくなるだけでなく、検索結果として表示されにくくなります。一度アップデートによって検索順位が悪化した場合、検索順位が回復しないおそれもあります。このことは、Googleのガイドラインに明記してあります。
アクセス数の安定性という面から見ても、ブラックハットSEOを用いることはオススメできません。

まとめ

ブラックハットSEOはGoogleの検索アルゴリズムの裏をかき、検索結果の上位に掲載させることです。Googleのポリシーに違反する上にアップデートによる対策が進んでいるため、今では効果が低くなっています。

一方ホワイトハットSEOは、主にユーザーが満足するコンテンツを制作し上位表示を目指す正攻法です。ホワイトハットSEOはアップデートによる検索順位の影響を受けづらく、長きに渡ってサイト運用をすることが可能です。

サイト運営をこれからやってみる方は、ぜひホワイトハットSEOを用いてサイト運営を心がけてみてください。

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