コラム

被リンクチェックツール8選:無料版と有料版に分けて紹介

SEO:2022年6月1日

被リンクチェックツール

自社が運営しているサイトをGoogleやYahooなどの検索エンジンで上表示させるためには、被リンクのチェックを行い、その結果によりサイトの改善を図ることが重要です。なぜなら、被リンクの数や質はサイト評価に影響を与えるからです。

そこで今回は、おすすめの被リンクチェックツールを無料版・有料版に分けてご紹介していきます。

被リンクチェックをする目的

被リンクチェックを行う目的は以下のとおりです。

【目的①】自社サイトや競合サイトの被リンク獲得状況の把握

被リンクチェックツールを使用し、自社サイトや競合サイトの被リンク獲得状況を把握することで、自社サイトに足りないものは何なのかを確認することができます。

なぜ自社サイトだけでなく競合サイトの被リンク獲得状況を把握するのかというと、被リンク数や質の違いを確かめるためです。SEO対策を行うにあたって、上位表示を狙っているキーワードで既に上位表示されているサイトがどのようなコンテンツなのかを分析することは自社サイトを成長させるうえでとても重要となります。

自社サイトに足りないものは何なのか、競合サイトはどのようにして被リンクを得ているのか、それらの要因を明らかにすることで、自社サイトが行うべきSEO施策が見えています。

【目的➁】良質な被リンクを獲得しているコンテンツの傾向を把握

被リンクチェックツールを使用することで、良質な被リンクを獲得しているコンテンツの傾向を把握することができます。それにより、どのようなサイトが良質な被リンクを集めているのかが分かってきます。

なぜ良質な被リンクが重要なのでしょうか?それはGoogleやYahooなどの検索エンジンは読者に役立つコンテンツを優先して検索結果の上位に表示させるからです。「良質な被リンクを獲得している=読者に役立つ」とGoogleなどの検索エンジンが評価し、サイトを上位表示させることができる可能性が上がります。

結果的に良質な被リンクを集めることは、SEO対策にもつながるため、被リンクチェックツールを使用し、良質な被リンクを獲得しているコンテンツの傾向を把握しましょう。

【目的➂】スパム被リンクがないかどうかの確認

スパム被リンクとは、低質なコンテンツを有するサイトからの悪質な被リンクのことを意味します。被リンクチェックツールを使用することで、スパム被リンクを避けることができます。

なぜスパム被リンクを避けるのかというと、スパム被リンクを受けると自社サイトに対するGoogleなどの検索エンジンからの評価が悪くなる可能性があるからです。

そこで、定期的に被リンクチェックツールを使用し、スパム被リンクがないかどうか確認する必要があります。もしもスパム被リンクがあったならば、リンク否認ツールで被リンクを無効化しましょう。

 

被リンクチェックの際に見るべきポイント

被リンクチェックの際に見るべきポイントは以下のとおりです。

【ポイント①】被リンクの数

被リンクの数は、自社サイトがどれほど集客につながっているのかを確かめるうえでとても重要です。自社サイトが被リンクを多く受けているということは、同時に自社サイトへ流入してくるユーザーが増えるということになります。

例えば、美容院をネットで探す際にホットペッパービューティーなどの美容に特化したサイトを使用することがあると思います。そこに掲載してあるお店の中で、より良質な口コミが多いお店に惹かれるのと同様に、サイトでも良質な被リンクを多く獲得しているサイトが検索結果の上位に表示されます。

このように、被リンク数は検索エンジンから評価を受けるうえで重要となるので、被リンクチェックを行う際は被リンクの数も把握しておきましょう。

【ポイント➁】被リンクの質

Googleなどの検索エンジンの多くは、被リンクを評価する際に被リンクの質を最重要視します。被リンクを受けることによって、SEO効果に期待することができますが、被リンクの質が低ければGoogleなどの検索エンジンは自社サイトを評価してくれません。被リンクが良質であるのかといった判断基準は以下の通りです。

  • ナチュラルリンクであるか
  • 自社サイトと被リンク元のサイトに関連性があるか
  • 被リンク元のサイトが質が高く訪問者が多いサイトであるか

被リンクを受ける際は、専門性・権威性・信頼性の高いドメイン(例:学校関連=ac.jpなど)からのナチュラルリンク獲得が1番効果的になります。

一方、低質な被リンク元と判断されてしまうサイトは以下の通りです。

  • 内容が不明確な海外のサイト
  • アダルトサイト
  • 自社サイトと関連性の低いサイト

定期的にリンクチェックを行い、上記のような低質な被リンク元からの被リンクがないか調査し、見つけ次第削除するようにしましょう。

【ポイント③】アンカーテキストの調査

アンカーテキストとは、HTMLソースでマークアップされたリンクの文字列のことを意味します。これはGoogleなどの検索エンジンが自社サイトと被リンク元のページが関連性が高いのかを判断する基準となります。

そのため、被リンクの質を調べたいのであれば、アンカーテキストも調査しましょう。アンカーテキストに関連性を持たせることで、より効果的なSEO対策を行うことができます。

 

【無料】被リンクチェックツール

無料で使用できる被リンクチェックツールをご紹介していきます。

【無料①】Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソール、Googleが提供している無料の被リンクチェックツールです。被リンクチェックに加え、どのような検索キーワードでサイトに流入してきたのか分かるため、SEO対策を行ううえでは必須のツールとなります。

また、外部リンクを削除することができる機能もあるため、被リンクの質を保つうえでとても便利な被リンクチェックツールとなります。質の低い被リンクを放置していると、Googleなどの検索エンジンからの評価が落ちてしまい、検索順位が下がってしまう可能性があります。自社サイトの被リンクの質を高く保つためにも、被リンクを削除することができる「外部リンクの否認」という機能は必須といえるでしょう。

【無料②】hanasakigani

hanasakiganiは、サイトのURLを入力するだけで、被リンクの数や被リンク元のページを表示できる被リンクチェックツールです。分析できる被リンク数は10件までとなっています。

このツールの強みは、なんといっても競合サイトと自社サイトの比較ができる「競合サイト被リンクチェック機能」がある点です。競合サイトの被リンクもチェックすることができるため、自社サイトに足りていないものを明らかにすることができます。また、数値的に敵わないのであれば別のキーワードに切り替えるなどの判断も行うことができるでしょう。

【無料③】SEOTOOLS

SEOTOOLSは、URLを入力するだけで被リンクをチェックすることができる無料ツールです。

被リンクの数はもちろんのこと、被リンク元のページランクも分析することができるため、被リンクの質を良質に保つことができます。また、分析結果に応じてアドバイスを受けることができるため、SEO対策を行ううえで参考にすることができます。

【無料④】SEOチェキ!

SEOチェキ!は、多機能を無料で利用できるSEOチェックツールです。

公式サイトの上部にあるURL入力欄にサイトのドメインを入力するだけで、サイト内に設置されている外部リンク・内部リンクの数を把握することができます。また、Whoisというドメイン名やIPアドレスといったサイト管理者の情報を確認することができるため、被リンクの質を保つことができます。

【無料⑤】Ubersuggest

Ubersuggestは、SEO対策に役立つさまざまな情報を確認することができるチェックツールです。無料版では使用できる機能が限られるため、より詳しく調査したい場合は有料版の利用をおすすめします。

このチェックツールでは、競合サイトが受けている被リンクやその被リンク元の情報を把握することができます。さらに、わかりやすい「サイト監査機能」があり、サイトの改善すべき点と解決方法を具体的に示してくれるため、SEO対策に役立つ分析を行うことができます。

 

【有料】被リンクチェックツール

有料で使用できる被リンクチェックツールをご紹介します。

【有料①】Ahrefs

Ahrefs(エイチレフス)は、世界で60万人が導入しているSEO分析ツールです。

自社サイトだけでなくあらゆる競合サイトの被リンク分析(バックリンク)や 検索エンジンの上位表示コンテンツ、想定流入キーワード、ソーシャルメディアの反応を把握することが可能です。 ツール自体は有料サービスではあるものの、無料で使えるGoogle choromeの拡張機能があり、表示中のWebページのSEO情報をワンクリックで表示することができます。

【有料②】Majestic SEO

Majestic SEOは、月額$49から利用できるイギリスの会社が運営しているチェックツールです。日本語にも対応しているため、使用には問題ありません。

サイトのURLを入力するだけで、自社サイトだけではなく全てのサイトの被リンク数・被リンク元・アンカーテキストを確認することができる機能があります。また、独自の指標であるトランスフロー・サイテーションフローも分析することができます。

【有料③】Link Explorer

Link Explorerは、Moz Proが提供している被リンクチェックツールです。Moz Proでは70億以上のドメインをインデックス処理しているため、高い精度のリンク情報を調査することができます。

無料版でも利用することができますが、チェックできる被リンク元の数に制限があるため、有料版を利用することをおすすめします。有料版では、サイトの被リンクに加え被リンク元の情報を確認することができます。また、ページオーソリティ・ドメインオーソリティ・スパムスコアなどの独自の指標をもとに、自社サイトの改善事項を見つけることができます。

 

まとめ

今回は被リンクチェックツールを無料版と有料版に分けてご紹介しました。

無料の被リンクチェックツールでも、基本的な情報を確認することはできますが、本格的なサイト運営を行っている方は、情報の確認から競合サイトとの比較まで行うことができる有料の被リンクチェックツールを使用することをおすすめします。有料の被リンクチェックツールには、数週間のトライアルがあることがほとんどなので、ぜひ一度試してみてください。

この記事を監修した人

株式会社Hew One’s Way(ヒューワンズウェイ)のマーケティング部

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