行政書士が儲けるために重要な集客方法9選|無料と有料に分けて紹介

行政書士業界は実力主義で参入障壁も低いため、競争は年々激化する一方です。
事務所の経営を安定させるためにはサービス面で他社との差別化をはかるとともに、効果が見込める集客方法を実践する必要があります。
本記事では、まず行政書士が儲けるために必要な集客戦略について説明し、具体的な集客方法を無料と有料に分けて紹介します。
また、行政書士が集客に失敗しないためのポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
行政書士が儲けるために重要な「集客」
行政書士が儲けるためには、集客戦略を知っておくことが必須です。
中でも、Web広告を中心にしたWeb施策による集客が特に重要といえます。
何かのサービスについて調べるときにインターネットを利用することが多い現代では、あらゆる集客においてWeb施策の利用が欠かせません。
実際、安定して収益を得ている事務所の多くは、Web広告やその他のWeb施策を戦略的に活用しています。
Web広告やSEO対策によって、自社の広告やホームページをGoogleの検索結果の上位に表示できれば、多くの見込み客を獲得することが可能です。
ブランディング面でも、検索結果の上位に自社のホームページを表示できれば、ユーザーからの信頼感が増して集客力の強化につながります。
また、行政書士の業界は実力主義かつ参入障壁が低いため、競争が非常に激しいことも集客戦略が必須である理由のひとつです。
競合との激しい集客競争に勝つためには、効果的な集客戦略にもとづいたWeb施策の運用が必須になります。
戦略を知らないまま闇雲に集客活動を行っても、行政書士は儲けられません。
行政書士必見!お金をかけない集客方法5選
この項目では、基本的に無料で実践できる集客方法を5つ紹介します。
①MEO対策で地域から見つけてもらう
MEOは、Googleマップに事務所の情報を登録できるGoogleビジネスプロフィールを活用する集客施策です。
Googleマップ上の検索で自社の事務所が上位に表示されるための施策全般を指します。
Googleマップで「地域名 行政書士」で検索するユーザーに対して、自社の情報を上位に表示できれば、多くの問い合わせを獲得できるでしょう。
MEOでは事務所の名前や住所などの基本情報を正しく登録し、事務所の外観や中の様子の写真、対応できる業務情報などを最新の状態に保つことで上位に表示しやすくなります。
併せて、Googleの口コミも重要です。
良い口コミが多いほど見込み客が集まりやすくなるため、来所した相談者に真摯に対応するとともに、良い口コミを投稿してもらうよう働きかけることも大切です。
【関連記事】MEOとは?SEOとの違いや施策ステップ等をわかりやすく解説
②公式SNSを作成して認知度を高める
行政書士事務所にとって、公式SNSは大切な広報手段のひとつです。
特に若い世代は、Google検索よりもSNSでの口コミや評判をチェックするユーザーが増えています。
SNSをうまく使えば若年層の見込み客の獲得につながると同時に、自社の認知度を向上させることが可能です。
FacebookやXで日々の活動や情報を発信すれば、「親しみやすい行政書士」という印象をユーザーに与えられるのでブランディングにも役立つでしょう。
中でも、Facebookはプロフィールに実名や所属情報を登録するため、信頼性の高いSNSとして知られています。
こうした特性から、信頼がものを言う法律職との相性が良いツールといえるでしょう。
③ポータルサイト登録で露出を増やす
ポータルサイトは、特定の業種や地域の店舗、事務所などの情報を集めた情報サイトのことです。
わかりやすい例として、飲食店の情報を集めたグルメ系のポータルサイト、美容室の情報を集めた美容室系のポータルサイトなどがあります。
行政書士事務所や法律事務所の情報を集めたポータルサイトもあるので、ぜひ登録しておきましょう。
ポータルサイトに自社の情報を登録しておけば、依頼を考えているユーザーに見つけてもらいやすくなり、集客につなげられます。
おすすめの基本無料のポータルサイトに「Mahoroba Pro」があります。
興味のある方は下記のリンクからアクセスしてみてください。
自社の事務所がある地域を対象にした地域密着型のポータルサイトがあるなら、こちらもぜひ登録しておきましょう。
近所に住むユーザーやその地域をよく訪れるユーザーがアクセスするため、来所する可能性の高い見込み客に自社を見つけてもらいやすくなります。
④セミナー開催で顧客との接点を増やす
オンラインセミナーも、行政書士事務所の集客で有効な手段のひとつです。
専門的な知識や経験をもとに、相談ニーズの高いテーマを選んでセミナーを開催すれば、多くのユーザーに興味を持ってもらえます。
多くの視聴が見込めるテーマの例は以下のとおりです。
- はじめてでも安心な「遺言書の書き方」
- 相続トラブルを避けるための工夫
- 交通事故に遭ったときの適切な対応(加害者・被害者両方)
- 自動車名義変更の具体的な手続き
- 補助金の種類や申請の流れについての説明
セミナーの参加費を無料にすれば参加のハードルを下げられるので、より多くのユーザーの視聴が見込めます。
SNSを活用してセミナー開催を拡散すれば、より多くのユーザーを集められるでしょう。
⑤ブログ運営で情報発信をする
ブログによる情報発信も、行政書士事務所の集客で有効な手段です。
行政書士がブログを活用して集客するためには、ユーザーにとって「ためになる」「読んでよかった」と思えるような情報を発信することが大切です。
ユーザーに検索されやすいテーマを選んで、実際に役立つ知識や具体的なアドバイスを届ければ信頼を得るきっかけになります。
たとえば、離婚問題を得意とする行政書士であれば、以下のような記事の投稿がおすすめです。
- 離婚時に取り決めておくべき事項
- 財産分与の手続きとルール
- 養育費を決めるときのポイント
上記のような、専門性の高い情報を継続的に発信すれば、「離婚の手続きに強い行政書士」として認知されます。
ブログを訪れるユーザーの数も増え、「この先生になら離婚問題を安心して相談できそう」と感じてもらえるようになるでしょう。
自然と無料相談に誘導できれば、仕事の獲得にもつなげられます。
【インタビュー記事】
コンテンツSEOでお問い合わせが100件増、売上規模年間億を超えるサイトまで成長した事例|法律事務所テオリア
行政書士必見!費用はかかるが効果が期待できる集客方法4選
この項目では、多少の出費はかかるものの、成果につながりやすい集客方法を4つ紹介します。
①ホームページ制作で信頼度を高める
行政書士事務所の集客では、ホームページの用意が必須です。
最近は、何かを調べるときにインターネット検索を使うのが当たり前になっています。
ホームページを用意していなければ検索結果画面に自社の情報が表示されないため、せっかくのご縁を逃してしまう可能性があります。
事務所の看板などを見かけて詳細をインターネットで確認するときも、ホームページがなければ「怪しい事務所かもしれない」と誤解される危険性もあるので注意が必要です。
集客のチャンスを逃さないためにも、事務所の顔としてのホームページを用意しておきましょう。
ホームページを作成する費用の相場は、中小規模のサイトなら30万円から100万円、大規模サイトなら100万円以上かかるのが一般的です。
②Web広告で短期間にアクセスを増やす
事務所の名前やサービスがまだ広く知られていない場合、Web広告を活用することで効率よく認知を広げることが可能です。
広告費はかかるものの、ホームページのSEO対策が不十分でまだ上位表示できないときでも、Web広告であれば一定の露出を確保できます。
広告費をおさえつつ大きな集客効果を得たいなら、リスティング広告がおすすめです。
ユーザーが検索するキーワードに連動して表示できる広告で、広告がクリックされなければ費用は発生しないため、費用対効果の高い運用が期待できます。
一定のニーズをもって検索するユーザーをピンポイントでねらえるため、コンバージョンを獲得しやすいのも大きな特徴です。
リスティング広告は、無理なくWeb広告を出稿したいユーザーにとって、安心して導入を検討できる選択肢といえるでしょう。
運用費用の相場は、一般的に1ヶ月あたり30万円以上が目安です。
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③看板を設置して地域の認知度を上げる
看板を設置して事務所の存在を知ってもらうのも有効な手法です。
道路沿いや事務所近くの建物に看板を設置すれば、地域住民や通行人に自社の存在を認知してもらえます。
もしすでに設置済みで集客の効果が出ていないなら、一度、設置場所やデザインを見直してみるのもおすすめです。
設置場所が悪くて目立たなかったり、印象に残るデザインでなければ認知向上の効果は期待できません。
ただ、派手過ぎるデザインや、周囲の雰囲気にそぐわない看板は逆効果になることもあるので注意してください。
たとえば、閑静な住宅街で蛍光色の派手な看板などを出すと、周囲の景観とのギャップが大き過ぎて違和感を与えてしまいかねません。
看板は視認性やインパクトの強さだけでなく「この事務所なら信頼できそう」と感じてもらうことが大切です。
周囲の景観に馴染みつつ、しっかり存在感もある、そんなバランスを目指しましょう。
看板の制作費の相場は種類によって異なりますが、およそ5~20万円が平均的にかかる費用です。
④チラシを作成して
チラシを作成して配布するのも効果的な手法です。
事務所がある地域の住民や企業など、来所する可能性の高いユーザーにだけ効率よく自社の存在をアピールできます。
対応可能な業務やサービス内容、相談のために来所した際の特典など、できるだけ短くわかりやすい言葉でまとめるのがポイントです。
チラシからホームページやSNSにユーザーを誘導できれば、より詳細な情報や役立つ情報を提供でき、見込み客としてつながれます。
チラシからホームページなどにユーザーを誘導する場合は、QRコードの利用がおすすめです。
URLの場合、アルファベットや数字などをスマホで一文字ずつ入力するのは想像以上に手間だからです。
「相談してみようかな」と思ったタイミングで、すぐにアクセスしてもらえる導線を作ることが集客成功のカギになります。
チラシの作成費用の内訳と相場は以下のとおりです。
- 【デザイン費】個人:10,000~30,000円程度、制作会社:15,000~100,000円程度
- 【原稿作成費】10,000~50,000円程度
- 【印刷費】1部あたり5~30円程度
行政書士が集客に失敗しないための3つのコツ
この項目では、行政書士が集客に失敗しないためのコツを3つ紹介します。
【ポイント①】まずはホームページ制作・SNSの開設から
行政書士の集客では、まずホームページとSNSの開設からはじめます。
ユーザーが自社のチラシや看板などを見てインターネット検索した場合、ホームページがなければ詳細がわからないからです。
「今どき、この事務所はホームページも開設していないのか?」と怪しまれたり、信頼性を失って問い合わせを断念されたりするかもしれません。
ホームページには代表者の経歴や取扱業務の詳細、受注料金の目安、依頼者の声などを掲載してユーザーの不安や疑問の解消につとめましょう。
SEO対策を適切に施せば、ユーザーが地域名や業務内容で検索したときに自社のホームページを上位に表示させることも可能です。
SNSでは、業務に関する内容とともに事務所の日常やお知らせなどを投稿すれば、ユーザーに親しみを感じてもらうきっかけにできます。
定期的に投稿を続けることで、フォロワーやファンの獲得にもつながるでしょう。
ホームページとSNSは、見込み客の不安や疑問を信頼に変えるためのツールであり入り口です。
これら集客のための土台を整えておけば、他の集客施策も機能しやすくなります。
【ポイント②】WEB広告とブログ運営を平行して実施する
ホームページとSNS開設が終わったら、次はWeb広告とブログの運営に移ります。
具体的には、Web広告で即効性のある集客効果をねらい、ブログでSEOによる長期的な集客効果をねらいます。
Web広告の中でも、特に即効性に優れるのがリスティング広告です。
ニーズが明確なユーザーの検索するキーワードに合わせて配信できるので、「今すぐ法律家のアドバイスが欲しい」と考えるユーザーにピンポイントでアプローチできます。
ブログ運営については、ユーザーの役に立つ記事をコツコツ投稿して検索エンジンからの評価を高めながら上位表示をねらいつつ、専門性もアピールします。
SNSで記事投稿を知らせる発信をすれば、記事の拡散やブログの認知拡大につなげることも可能です。
ブログの運営が軌道に乗れば、低コストで長期的な集客効果が期待できるでしょう。
リスティング広告とブログを組み合わせれば、短期・長期の両面からの集客が可能になります。
【おすすめ記事】士業に強いWeb広告代理店|効果的な広告はどれ?
【ポイント③】過度な誘い文句は控える
行政書士事務所が広告を出稿するときは、誤解を招く表現や過度な誘い文句は控える必要があります。
Web広告の出稿やSNSでの情報発信では、日本行政書士会連合会の広告ルールや関係法令をしっかり確認し、誠実な発信を心がけましょう。
たとえば「絶対に成功します」や「100%勝てます」といった断定的な表現などは、広告を見る人に誤解を与えるため、広告規制に抵触する危険性があります。
ユーザーからの信頼を得るためには、実績や対応可能な業務を正確かつわかりやすく伝えることが大切です。
過度な表現で期待を煽るよりも、「どんな支援やサポートができるのか」を具体的に伝える方が依頼につながりやすくなります。
正しい情報を丁寧に伝えることが、信頼される行政書士への第一歩になります。
【行政書士に強い】集客を丸ごと依頼できる広告代理店
弊社「株式会社Hew One’s Way(ヒューワンズウェイ)」は、士業の集客で豊富な実績を持つ代理店です。
多くの弁護士事務所や行政書士事務所の集客を成功に導いており、お見せできる実績も豊富です。
弊社の実績の一部を紹介するインタビュー記事も下記のリンクで公開しています。
広告運用とSEO対策を活用した集客で、毎月のお問い合わせを100件獲得した成功事例
対応できるWeb施策も豊富で、リスティング広告をはじめとするWeb広告、ブログ運営、SNS投稿、ホームページ作成まで幅広く対応可能です。
お客様のご要望に合わせてこれらの施策を有機的に活用し、集客効果を最大化します。
提供するサービスの範囲も、運用のすべてを行う運用代行から自社運用をサポートする伴走型コンサルティングまで幅広く提供いたします。
「自社の集客で行うべきWeb施策がわからない」
「集客は自社スタッフにやらせたいが運用ノウハウや経験が不足している」
「スタッフが足りなくてWeb集客にまで手が回らない」
「集客はすべてプロにまかせて本業に注力したい」
上記のようなニーズや悩みがおありなら、ぜひ弊社にご相談ください。
会社名 | 株式会社Hew One’s Way(ヒューワンズウェイ) |
本社所在地 | 〒101‐0048 東京都千代田区神田司町2-16 佐一第二ビル4F |
事業内容 | Web広告運用全般、SEO事業、Webメディア事業、コンテンツSEO、Webサイト制作、士業・バックオフィス向け人材サービス |
まとめ
競争が激しい行政書士業界で儲けるためには、集客戦略を理解した上で効果が見込める集客方法を実践することが重要です。
中でも、Web広告やホームページへのSEO対策、SNS投稿といったWeb施策を戦略的に組み合わせて運用することは必須です。
実際、経営が安定している行政書士事務所はWeb施策を効果的に組み合わせて運用し、多くの見込み客を獲得して依頼につなげています。
Web施策は、うまく活用すれば大きな集客効果が得られる反面、高いレベルの運用ノウハウや知見が必要です。
ノウハウがゼロの状態、もしくは効果を得るのに十分でないレベルでWeb施策を実践した場合、集客効果を得るまで長い我慢の時間が続くでしょう。
このような状況を避けるには、すでにノウハウも実績も十分に持っている広告代理店を利用するのが近道です。
弊社もそのひとつで、士業の集客におけるWeb広告やSEO対策、ブログ運営、SNS投稿で豊富な集客実績を持っています。
「Web施策にくわしいスタッフがいない」
「運用ノウハウが貯まるまで待つ余裕はない」
このような悩みや課題があるなら、ぜひお気軽にお問い合わせください。